カシオ計算機の最新WIN端末「W31CA」は、基本機能の向上がメインだ。2004年末の「W21CA」からの、大きな変更点は2つある。
前モデルW21CAの200万画素カメラから、W31CAは320万画素に画素数がアップした。最大2048×1536ピクセル(QXGA)の撮影が可能だ。
カメラの動作は相変わらず軽快だ。AF動作も速く、撮影した画像の保存も高速だ。夏WIN唯一の回転2軸ヒンジ構造を生かし、液晶を反転させれば2.6インチのワイドQVGA液晶をファインダーとして撮影できる。
またW31CAからは、Eメールのファイル添付容量が最大500Kバイトに拡大されている。これにより、ノーマルモードのUXGAサイズ(1600×1200)、ファインモードのSXGAサイズ(1280×960)画像も、リサイズすることなくメール送信可能となった。
カメラの画素数が向上しながら、ボディサイズがほとんど変わっていないのも見逃せない。暫定スペックながら、厚みは1ミリ増の28ミリ、重さは変わらず143グラムとなっている。
PCとの連携をさらに強めたのもW31CAの特徴。前機種から引き続きOperaブラウザを搭載し、PCサイトの閲覧が可能。5月からはパケット定額制に対応したため、月額5985円でPCサイトが閲覧し放題となっている(3月23日の記事参照)。
新機能としては、Picsel TechnologiesのPicsel Viewerを「PCドキュメントビューアー」という名称で搭載した。これは、PDF、Excel、Power Point、Word、HTML、テキストファイルなどを閲覧できるビューワで、高速な拡大縮小、回転などが特徴だ。
ドコモのシャープ製FOMAにも同じビューワが搭載されているが、W31CAの利点はメールに添付されたPCファイルが閲覧できる点にある。添付ファイル容量が最大500Kバイトに拡大されているため、かなり大きなPCファイルでもメールでやりとりできるようになった。500Kバイトを超えるサイズのファイルはminiSDカードに入れて閲覧できる。
| 製品名 | W31CA |
|---|---|
| サイズ | 約51×103×28ミリ |
| 重さ | 約143グラム |
| 連続通話時間 | 約190分 |
| 連続待受時間 | 約240時間 |
| カメラ | AF付き320万画素CCD |
| 外部メモリ | miniSD(別売り) |
| メインディスプレイ | 約2.6インチ、240×400ピクセル、26万色相当TFT |
| EZチャンネル | ○ |
| EZナビウォーク | ○(地磁気センサーなし) |
| 着うたフル | ○ |
| 着うた | ○ |
| 安心ナビ | × |
| 聴かせて検索 | × |
| ボディカラー | クリムゾンレッド/ディープシルバー |
| データフォルダ容量 | 約24Mバイト |
| BREWデータフォルダ容量 | 約5.8Mバイト |
| Eメール送信BOX容量 | 約850Kバイト |
| Eメール受信BOX容量 | 約2.4Mバイト |
| 日本語入力 | ATOK for au(関西弁対応)+AI推測変換「APOT」 |
| バイリンガル機能 | × |
| Eメールバックグラウンド受信 | × |
| 発売日 | 8月初旬 |
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