“疑似タブブラウザ”が便利──「N901iS」のフルブラウザを試す(2/2 ページ)

» 2005年05月26日 03時39分 公開
[坪山博貴,ITmedia]
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 例えば画像を別ウインドウで拡大表示するようなサイトの閲覧時には、新しいウインドウに表示される。本文と拡大表示した画像をワンタッチで切換えながら閲覧できるわけだ。もちろん意図的に新しいウインドウに別にサイトを読み込んで、「2つのサイトを切り替えながら見る」といった使い方もできる。

 複数ページをブックマークからまとめて開くといったことはできないが、定額利用ができない現状ではこうした使い方は実用性が薄いだろう。

 mixiを表示させたところ。画像のサムネイルをクリックすると別ウインドウにオリジナルサイズが表示されるサイトでは、オリジナルサイズの画像が別ページとして表示される。左ソフトキーにページ切り替えが割り当てられている


 メニューからウインドウ切替を選ぶと、開いているページの一覧から表示するページを選択できる

定額制や画像圧縮サービスへの対応に期待

 N901iSのフルブラウザは、auの「W21CA」やjigブラウザなど、先行したケータイフルブラウザにはない魅力を備えている。レンダリングモードが少ない点には少々不満も感じるが、ニューロポインタによる快適な操作や擬似タブブラウザ機能は魅力的だ。

 半面、気になるのはやはり定額サービスである「パケ・ホーダイ」が適用されないことだろう。FOMAで使えるjigブラウザは「パケ・ホーダイ」で利用でき、auのW21CAも定額料金は上がってしまうがダブル定額が適用される。

 定額制の適用や画像圧縮プロキシの提供など、パケットを節約してより積極的にフルブラウザを利用できるサービスの展開に期待したい。

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