薄くて使いやすい、カメラ付携帯の王道か?――N901iSケータイカメラ画質研究ラボ(1/5 ページ)

» 2005年07月11日 20時02分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

 ケータイに付いているカメラで重要なのは、端末とのバランスだと思う。カメラ機能が重すぎると機動力に欠けて使いづらくなり、軽すぎるともったいない。カメラが重くなりすぎず、なおかつ必要最低限の性能はちゃんと確保する、そういうカメラ付ケータイがいい。

 そういう意味で「N901iS」はかなりいい線をいってるとわたしは見た。

100万画素のスーパーCCDハニカムを搭載

 N901iSは100万画素のスーパーCCDハニカムを採用。200万画素のスーパーCCDハニカムを使った「D901iS」が400万画素を出力可能なように、100万画素のN901iSは200万画素サイズの画像を生成可能だ。

 そこをあえて100万画素にとどめたおかげか、端末が比較的小さくて軽い。この軽さでオートフォーカス(AF)を装備している。

 200万画素出力ともなると、多くの製品が端末を横に持って撮る「デジカメのような持ち方」をメインスタイルにするが、N901iSは従来のNEC端末同様、ディスプレイを開いて縦位置で撮影する“ケータイスタイル”。端末は縦位置だが、撮影される画像は横長。ディスプレイの真ん中あたりに横長で表示される。

ディスプレイ部は、普通に開閉するだけの伝統的なスタイル。画面は再生モード時。ディスプレイは345×240ピクセルと少し縦長で見やすい
撮影時はディスプレイの中央部に、横長で撮影画像が表示される。記録画像も横長

 この方法だとせっかくのQVGAディスプレイなのに240×180ピクセルくらいしか使わないのだが、その分上下にあまったスペースでいろんな情報表示ができ、使用感としては全く問題ない。それ以上に、ケータイ向けだろうがメガピクセルだろうが、すべて同じ持ち方で同じスタイルで撮れるというほうがシンプルでいい。

 カメラは液晶ディスプレイの裏側・サブディスプレイの上という伝統的な場所に付いており、ボディ底部に付くタイプに比べると構図を決めやすくて撮りやすい。

カメラ部のアップ。この構成は自分撮りをする際に便利で、サブディスプレイを見ながら撮れる。画面は自分撮りモードで、ディスプレイ中央の黒い●は撮影しているカメラのレンズだ。

 このカメラにはNEC初のAFを搭載。それに伴って撮影時の操作系が変更されたが、これが実は使いやすい。

改善された操作性

 N901iSでは、決定キーを押すと自動的にAFが働いてシャッターが切れる。従来通りだが、これだとAFにかかる時間(約1.5秒程度)が余計なタイムラグになるのでタイミングをつかみづらい。

 そこでAFロック機能やAFオフ機能を組み合わせるのだが、N901iSは十字キーの下をAFロックにし、上をAFのオン/オフに割り当てた。だからカメラを構えたまま、決定キーに置いた親指を下に動かせばAFを働かせられるし、上に動かせばAFをオフにしてパンフォーカスカメラとして使える。今までAF付端末をいくつも触ってきたが、この方法が最もシンプルで指の移動距離が少なく、最高に使いやすい。

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