セキュリティ機能ってどれほどのものか長期ロードテスト「N901iS」 No.16

» 2005年07月26日 03時40分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 N901iSのロードテストをしていると、案外多いのが「セキュリティ機能はどうか」という質問です。auではセキュリティを強化した「A5509T」が販売ランキングで好調な成績を残したりしていますから、やはりユーザーに気になるポイントなのでしょう。

 N901iSは特に「セキュリティを強化した」とはうたっていません。ただし、ひとしきりの機能は備えています。順に見ていきましょう。

基本の「遠隔オールロック」

 N901iSはFeliCa端末ですから、IC機能を止められる操作は必須です。この点では、端末が手元にあるなら「ロック/セキュリティ」から「ICカードロック」で手動ロックがかかりますし、端末を落としてしまった……という場合は「遠隔オールロック」で、緊急通報を除くほぼすべての操作が不可能になります。

 遠隔オールロックを発動させるには、指定の時間内に指定の回数以上、不在着信を入れればOK。記者の知人で、不在着信を連発して意図しない遠隔オールロックをかけてしまった人間もいましたから、扱いには注意しましょう。

ちょっと面白いシークレットモード

 電話帳で、異性など「ちょっとこの人だけは電話帳に入っていることを隠したい」というユーザーがいる場合にオススメなのが、シークレットモード。

 「ロック/セキュリティ」からシークレットモードを起動し、シークレットモード中に特定ユーザーを電話帳登録すれば、そのユーザーは通常モード時の電話帳には表示されません。そのユーザーから電話をかけてみると、当然ながら「さも知らないであるかのように」名前などは表示されず、番号だけが表示されます。

Photo “シークレット”な電話帳件数、およびスケジュール件数を表示させたところ。なかなか見るだけでスリリングな気分(?)になります

 なかなか面白い機能ですが、やや難点も。終話キーをちょっと押すだけで、すぐにシークレットモードが解除されてしまうのです。その都度、再び暗証番号を入力してシークレットモードに戻さねばならず、やや面倒に感じる場合も。この機能を頻繁に使うユーザーなら、オリジナルメニューに登録しておくなど工夫が必要でしょう。

王道は「PIMロック」

 ほかにも、メールを無断表示できないようにするなど各種セキュリティ機能がありますが、やはりプライバシー保護の王道は「PIMロック」でしょう。これさえ設定すれば、設定前までの「発着信履歴」「送受信アドレス一覧」が閲覧できなくなるほか、「電話帳」「スケジュール」「カメラ」「iモーション」などにアクセスできなくなります。データフォルダも、プリインストールデータ以外は表示されなくなるため、「どんなカメラ画像を撮っているのか」も知られるおそれがありません。

Photo (左)PIMロックをかけたところ。“P”の字が目立っています(右)データBOXを開いたところ。「カメラ」などのフォルダがまるごと消えています

 この状態でも、普通に発着信はできます。ただ、メールの受信はできません。実際に試してみると、メールを受信してもそれが表示されず、PIMロック解除後に初めて「新着メールあり」と表示されるようです。

 厳重な仕組みで感心させられますが、「この仕様だとロック中、メールの受信が分からず不便」というユーザーの声もあったことを、付け加えておきます。

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長期ロードテストとは

 ITmedia記者が、普段使いの携帯電話の模様をレポートする長期連載記事です。1人のユーザーとして、端末やコンテンツをレポートします。この端末の「○○を調べてほしい」「この点をメーカーに聞いてほしい」といった要望を、ぜひお寄せください。ロードテストの中で、できる限り調査し回答していきます。

読者のニーズが機種を決定

 なお、本ロードテストで使用する携帯機種は、読者の皆様のニーズに基づいて決定します。記事へのアクセス数の増減を目安とし、随時機種を変更していく予定です。

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