G'zOneに急ブレーキ〜ボーダフォン703SHが好発進：携帯販売ランキング（8月1日〜8月7日）

[杉浦正武，ITmedia]

　先週は、ドコモから“大人ケータイ”こと「DOLCE」が発売された。ボーダフォンからは、3G最軽量とコンパクトな「703SH」がリリースされている。いずれも機能面ではハイエンドではないが、販売成績はどうか。

	NTTドコモ		au		ツーカー		ボーダフォン
1	→	P901i	↑	A5509T	→	ﾂｰｶｰS	→	V603SH
2	↑	N901iC	↑	W31K	→	TT32	→	V603T
3	↓	P700i	↑	W31SA	→	TT51	↑	802SH
4	↑	P901iS	↓	W32SA	→	TS41	↑	V501T
5	↓	N901iS	↓	W31T	↑	TK40（*2）	↑	V501SH
6	↑	SH901iS	↑	W31S	↓	TT31	↓	902T
7	↓	N700i	↓	G'zOne（*1）	↓	TK41		703SH
8	↑	F672i	→	W31CA	→	TK40	↓	902SH
9	↑	P506iC	→	A5511T	↓	TT41（*2）	↓	V402SH
10	↓	SH700i	↑	A1404SII	↑	TK31（*2）	↓	V102D
（*1）正式名称は「G'zOne TYPE-R」だが表組みの関係上略した（*2）表記は「プリケ―セット」

この記事では、マーケティング会社GfK Japan調べによる全国3500店舗の量販店（家電量販店、カメラ販売店、PC専門店）のPOSデータを集計し、モデル別のランキングで紹介しています

　ドコモのランキングは、さほど大きく変わらないまま。「P901i」（右写真）が、トップをキープしている。先週はその下もパナソニック モバイル端末だったが、今週は2位に「N901iC」が上がってきている。

　以下“P”“N”端末が入り乱れるのが、このところのドコモランキングの特徴。両メーカー以外では、6位に「SH901iS」が上がってきている。なおDOLCEは話題を集めたものの、初登場ランク入りはならなかった。

　auランキングは、大きく動いた。先週トップを獲得した「G'zOne TYPE-R」（左写真）が首位の座から陥落。それも2位や3位に落ちたのではなく、一気に7位にまで落ちてしまった。

　代わって1位にたったのは、G'zOneがトップになる前から安定した人気を誇っていた「A5509T」。先々週トップだった「W32SA」は、1つ順位を下げたが4位に踏みとどまっている。

　ツーカーのランキングは、ほぼ変わらない。トップは“恒例”のように「ツーカーS」（右写真）が占め、2位「TT32」3位「TT51」と続く。4位までは先週と同じまま。

　その下、プリケーセット対応の「TK40」が9位から5位に上がっていることが目につくが、この端末は先週は先々週は6位だった。長い目で見れば、それほど大きな変化とはいえないようだ。

　ボーダフォンのランキングは、トップがこのところ変わらず。1位「V603SH」2位「V603T」で、この2強がなかなか“次の代”に席を譲らずにいる。

　しかし今週に入り、注目の動きもあった。7位に「703SH」（左写真）が初登場でランクインしているのだ。ボーダフォンで人気の“シャープ端末”だけに、今後さらに順位を上げる可能性もある。

　今週は、ボーダフォンの「903SH」が全国でリリースされた。ボーダフォンのハイエンド端末で、シャープ得意のカメラ機能も充実した新機種。ランキング入りの期待が高まるところだ。

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