韓国メーカー初の日本進出を果たすPantech & Curitelに聞く(1/2 ページ)

» 2005年08月29日 18時29分 公開
[佐々木朋美,ITmedia]

 8月10日、KDDIとの契約により日本市場へ端末をリリースすると宣言した、韓国の携帯電話メーカー、Pantech & Curitel(8月10日の記事参照)。年内に日本市場向け端末を発表するということで、韓国メーカーとしては初の日本対応機種販売となる。

 そんな同社に日本市場での戦略を聞いた。

積極的な経営戦略で世界のトップ5入りを狙う

 今回、日本進出を果たすことになったPantechグループは、欧州や米国、ロシアやアジアなど、世界中へGSMおよびCDMA端末を供給している、世界シェア第7位のメーカーだ。同社は「Pantech」「Pantech & Curitel」「SKY」の3つのブランド名を持ち、それぞれの社屋もソウル市内に分散するなど、名前だけでなく業務内容も若干異なっている。

 具体的には海外市場におけるブランド名であり、GSM端末を供給している「Pantech」、CDMA端末を供給する「Pantech & Curitel」、韓国内向けにCDMA端末を供給する「SKY」というように分かれている。今回、日本へ端末を供給するのは、Pantech & Curitelとなる。

 「日本市場への展開は、1年ほど前から具体的に考えていた。世界の主要CDMA採用国といえば、韓国、米国、インド、中国、日本の5大市場となる。今月からインドへの供給も始めた私たちにとって、日本は5大市場の中で最後の市場だった」と話すのは、Pantech & Curitelの海外営業2チーム長のKim Hoemun常務補だ。

 世界シェア5位入りを目指す、同社の動きは攻撃的かつ活発だ。5月にSKYブランドのSKテレテックを買収したのを皮切りに(5月16日の記事参照)、8月にはインド、年末には日本市場への端末供給と、1年を通して攻めの経営を展開している。

 同社が8月10日に発表した資料によると「韓国企業はこれまで日本市場への進出を検討してきたものの、これまで果たせずにいた」として「(その理由は)日本市場のニーズをより早くかつ正確に把握し対応してきた日本企業の存在が大きく、また端末機に対する要求水準がたいへん高い」ことが挙げられている。こうした壁を乗り越えKDDIとの契約を締結できたのは、同社の努力のたまものといえるだろう。

 これに関してKim Hoemun氏も、「私たちは現在、米国市場へ100万台以上のCDMA端末機を提供している。これはPantechのCDMA端末売上の80%以上を占める数値であり、安定した供給先となっている。このほかPantechが技術や品質に関して信頼を得ているメーカーであることを、KDDI側に示すことでその技術力が評価された」と話す。

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