時計の「G-SHOCK」を思わせる背面液晶は、G'zOneシリーズのデザインの要といえる部分だ。
W42CAでは背面液晶のデザインを白黒反転させるなどカスタマイズできるほか、公式サイトで新しいデザインをダウンロードできるようになった。
日本語入力にはATOK for au+AI推測変換「APOT」(関西弁対応)を採用。基本的にはW41CAなどと同じだが、いくつか新しく追加された機能もある。
1つは、2タッチ入力(ポケベル入力)に対応したこと(5月24日の記事参照)。そしてもう1つは、入力時にクリアキーで消してしまった文字列を、発話キーで復活させることができる機能だ。
文字入力中に、クリアキーを短押ししたつもりで長押ししてしまい、入力済みの文章ごと消してしまったような場合、発話キーを押すことで、消してしまった文章を復活させることができる。これまでにも、漢字変換を間違って確定した場合に、通話キーを押すと変換前に戻る機能は搭載されていたが、これを拡張したといえる機能だ。
W42CAのバッテリーも、「G'zOne TYPE-R」と同じく底面カバーと一体になっているが、違うものが使われている。G'zOne TYPE-Rではバッテリーそのものが防水だったのに対して、W42CAのバッテリーは防水にはなっていない。ただし、バッテリーの下にあるauICカードやmicroSDカードも非防水部であるため、バッテリーの縁に輪ゴムのような形状のゴムパッキンを付け、端末内部への浸水を防いでいる。
W42CAにはバッテリーパックを開けるための専用パーツが付属する。上にも書いたように、バッテリーパックは防水のために重要なパーツだ。W42CAでは、専用パーツでないと開閉できない、つまりコインでは開けられないようになっている。
専用パーツをなくしてしまいそうで心配だが「ストラップなどに付けられるよう、穴を開けてあります」(カシオ計算機広報部)ということだ。
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