LISMOに対応し、より音楽プレーヤーライクに使えるようになったことから気になるのが、イヤフォン装着時でも防水性能が機能するのかどうか。ドコモの防水FOMA「SO902iWP+」は、イヤフォン装着時には防水性能が有効にならなかったが(5月19日の記事参照)、「G'zOne W42CA」はどうだろう。
KDDIに確認したところ、「イヤフォン装着時に本来の防水性能を発揮できない」という回答を得た。プールサイドで寝ころびながらイヤフォンで音楽を楽しむ──といった使い方はできそうにない。
G'zOne W42CAの新機能で注目を集めているのが、最長約3時間の録音が可能なICレコーダー。読者からもICレコーダーに関する質問が多く寄せられ、中でも録音した音声データをPCに転送できるかを気にする声が多かった。
ICレコーダーは、メニュー画面の「ツール」から起動。マイク感度は「会議」と「口述」の2モードがあり、会議モードではより広い範囲からの音声が録音できる。大事な会議やインタビューを録音している時に、電話やメールが着信しないようにする「割り込み防止機能」を装備。これをオンにしておくと、「電波OFFモード」になり、通信機能を停止できる。
録音データの保存先は、内蔵メモリとmicroSDから選択可能。付属のケーブルでPCと接続すれば、MySyncおよびau Music Port経由でPCに取り込むことができる。録音フォーマットは音声のみのEZムービーとなる3g2形式。アップルコンピュータのQuickTimeを使えばPC側でも再生できる。
意外と多かったのが、「W41CAのペンギンは引き続きW42CAで勤務しているのでしょうか」という、ペンギンキャラに関する質問。これはW41CAで好評だったペンギンのプリセットコンテンツのことで、編集部内でもその愛らしさに一目惚れして機種変更をしてしまった人がいるほどだ(3月2日の記事参照)。
実機で確認したところ、W42CAにはペンギンキャラのコンテンツは入っていなかった。念のためKDDIにも確認したが、「G'zOne W42CAには採用していません」という回答だった。都会的、未来的なイメージをうたうコンセプトモデルであり、キュートなペンギンはG'zOne W42CAのコンセプトとは合わなかったようだ。ちなみに編集部内では「サイバーでキュートなペンギンの待受をメーカーサイトで配信してほしい」という声が挙がっていた。
※今回の検証は、発表会で展示されたデモ機で行っており、製品版では仕様が変わる可能性もあることをご了承いただきたい。
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