パナソニック モバイル製の「P903iTV」は、2006年3月に発売されたドコモのワンセグ端末1号機「P901iTV」の後継として登場するワンセグ端末。回転2軸スタイルを継承しているが、ディスプレイはワイドQVGA(240×400ピクセル)表示対応の2.8インチになっている。
映像をきれいに見せる独自の高画質技術「モバイルPEAKSプロセッサー」を新たに搭載したほか、2系統のアンテナ信号を合成することで、感度をP901iTV比で20%拡大させるという合成ダイバシティアンテナを装備した。連続視聴可能時間は約5時間を実現している。microSDへの番組録画に加え、Gガイド番組表アプリから予約録画設定も行えるようになった。メールの読み書きはワンセグとの2画面表示で行える。
本機は「P903i」と同じく、BluetoothやSDオーディオ/着うたフルに対応するエンタテインメント向け機能の多さも特徴としている。AVアウト機能を利用して、カーオーディオなどに映像を出力したり、ワンセグ放送の音声をBluetoothで飛ばすことができる。また、同梱するオーディオ(ビデオ)総合管理ソフトにより、本機でmicroSDに録画したワンセグ放送をPC上で再生することもできる。
カメラや音楽機能はP903iとほぼ同等だ。有効320万画素のAF νMaicoviconカメラをメインに、10万画素CMOSカメラをサブに搭載する。動画撮影時に有効となる手ブレ補正機能も搭載する。音楽はSDオーディオ再生時で最長約72時間の長時間再生を可能とし、A2DP対応のBluetooth通信によりワイヤレスでの音楽再生にも対応する。
| 機種名 | P903iTV |
|---|---|
| サイズ(幅×高さ×厚み) | 50×110×22ミリ |
| 重量 | 約140グラム |
| 連続通話時間 | 約155分(テレビ電話:約105分) |
| 連続待受時間 | 約570時間(静止時)、約420時間(移動時) |
| アウトカメラ | AF付き320万画素νMaicovicon(動画手ブレ補正) |
| インカメラ | 10万画素CMOS |
| 外部メモリ | microSD(別売り) |
| メインディスプレイ | 2.8インチ約26万2144色TFT液晶(240×400ピクセル) |
| サブディスプレイ | 0.9インチ1色有機EL(96×25ピクセル) |
| ボディカラー | ブルー、シルバー、レッド |
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P901iTVに見る「ワンセグ端末としての」こだわり
ドコモのワンセグ端末「P901iTV」の操作性をチェックする(2005年9月)Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.