前回、好調の兆しを見せた904iシリーズは、機種により次第に人気の差が出てきた。
ドコモの販売ランキングは、シャープ製の2006年冬モデル「SH903i」が今回も首位を獲得。発売から約1カ月が経過した同社製の新機種「SH904i」はおろか、904iシリーズすべてがこの牙城を崩せないでいる。
904iシリーズは、大型ディスプレイとワンセグ搭載の富士通製“ヨコモーション”携帯「F904i」が前回と同じく2位に入り、シリーズでトップ。次いでSH904i(3位)、パナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P904i」(5位)、NEC製の「N904i」(8位)がランクインした。
なお、F904iとSH904iは前回の順位を維持するが、P904iとN904iは前回抜いた従来モデルの「FOMAらくらくホンIII」(2006年9月発売)」や「SH903iTV」(2007年2月発売)、「SH703i」(2007年2月発売)に抜き返される結果になり、勢いが鈍りつつある。
2006年9月の発売以来、常にランクインするほど“長寿”の人気端末に成長したFOMA らくらくホンIII。この後継機となる「らくらくホンIV」が7月12日に発表された。「しんせつ、かんたん、あんしん、おまかせ、見やすい」のテーマや、定評のあるデザインを継承しつつ、自動位置通知や経路ナビ機能が利用できるGPS、よりはっきり見える2.6インチの大型ディスプレイ、よりはっきり聞こえる「スーパーはっきりボイス」機能などを備えて進化する。発売は2007年8月を予定。13日発売のソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製「SO704i」を皮切りに、7月中旬から順次発売する「704i」シリーズとともに、新機種発売ラッシュとランキング変動の“第2波”がもうすぐ訪れそうだ。
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