auの2007年夏モデルは、特にワンセグ搭載モデルに人気が集まっている。
今回の首位は、ソリッドデザインの三洋電機製「W52SA」が連続で獲得。次いで、防水ワンセグことカシオ計算機製「W52CA」、連続7時間視聴が可能な日立製作所製の「W52H」、今回初登場のシャープ製「W52SH」がランクイン。1位から4位までを夏モデルのワンセグ搭載機種が占めた。
auの夏モデルは全15機種中、ワンセグ端末が7機種ある。他キャリアよりワンセグ新機種の数そのものが多いうえ、防水や長時間、薄型などワンセグ以外のトレンドも取り入れた層の厚さ、そして販売価格もドコモのワンセグ端末より安価であることなどが人気の理由になっているようだ。
今週はそのワンセグ端末の1つ、三洋電機製の「W53SA」が発売される(7月12日から順次発売)。女性ユーザーを意識した“マトラッセ”風の華麗なスリムデザインとバスルームやプールサイドなどの水周りでも安心な防水性能を備え、新規価格で約1万円とやや安価に発売するのが特徴。発売が他機種よりやや遅めになってしまった懸念もあるが、現在トレンドの要素を多く備える本機だけに、次回以降の結果が楽しみだ。
また、ヒンジ部の不具合が判明し、販売を一時休止していたスリムワンセグ端末「W53T」は14日から販売を再開する。W53Tは6月第4週のランキングで首位を獲得した実力があるだけに、再び上位にランクインしてくることを期待したい。
今回のソフトバンクモバイルの販売ランキングには大きな変動は見られない。登場する顔ぶれは同じで、数機種に順位の入れ替えがある程度に留まっている。
首位を獲得したのは、依然高い人気のシャープ製薄型端末「705SH」。次いで“AQUOSケータイ 3rd model”こと「912SH」、“PANTONEケータイ”こと「812SH」がランクインした。
TOP10圏内にある端末は、912SHと「810P」の夏モデル2機種がランクインする一方で、2006年発売のモデル(705SH、911SH、810SH、811SH)も多く含まれている。端末価格の値下げ(ソフトバンクモバイル端末の場合は、新スーパーボーナス加入時の賦払い金額なども含む)などで、他キャリアより遅れがちな新機種ラインアップがそろうまでをつなぎつつ、旧機種の在庫をうまく調整するような施策をとっていると思われる。それにしてもランクインする2006年発売の旧モデルはすべてシャープ製端末。ソフトバンクモバイル向けとして端末の種類も多いが、1機種あたりの納入数も他社よりかなり多いであろうことが伺える。
その新機種は、7月7日にHSDPA+VGA液晶を搭載するシャープ製の兄弟機種「814SH」と「815SH」が発売。14日からチタンボディの東芝製端末「814T」も登場し、いよいよ7月の新機種ラッシュが始まるようだ。814SHと815SHは対象の集計期間が短かったためか今回はランクインできなかったが、これら新機種が次回以降、何位に食い込んでくるだろうか。
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