指名買い率、ナンバーワン──携帯“親”商戦のいま携帯販売ランキング(5月7日〜5月13日)(1/2 ページ)

» 2007年05月18日 20時41分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
順位NTTドコモau(KDDI)ソフトバンクモバイル
1(1)FOMAらくらくホンIII
(F882iES)
(2)W51S(1)705SH
2(2)SH903i(1)W51CA(2)911SH
3(3)N703iμ(3)W44K(4)911T
4(4)P703iμ(5)A1406PT(3)812SH
5(6)SH903iTV(4)A5523T(7)910SH
6(5)N903i(6)W51T(5)810SH
7(7)SO703i(8)W52T(6)811SH
8(14)F883i(7)W51SH(9)707SC
9(8)D903i(9)W51SA(8)812T
10(9)SH703i(12)W47T(11)810T

この記事では、マーケティング会社GfK Japan調べによる全国の家電量販店のPOSデータを集計し、モデル別のランキングで紹介しています。

“親”商戦、らくらくホンベーシックの人気も上々

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 今回のドコモ販売ランキングは、売れ筋に変化があった前回のゴールデンウィーク中の結果とほぼ変わらない状況が続いている。

 首位は母の日、父の日需要で堅調な売れ行きを見せる「FOMAらくらくホンIII」が獲得。続いて、シャープ製の「SH903i」、厚さ11.9ミリの薄型コンビ「N703iμ」と「P703iμ」がランクインした。

 FOMAらくらくホンIIIは2006年9月に発売された端末。90xiシリーズや70xiシリーズなどの主力機種に劣らず、発売以来、常にTOP10内に入るほどの人気を得ており、2007年4月に新色のレッドも追加投入した。

 大きい表示と押しやすいボタン、周囲の騒音レベルを感知して自動的に音量を調節をする「はっきりボイス」や2種類のマイクにより自動的に周囲のノイズを軽減して話しやすくする機能、緊急時のための自動通知機能付きアラームなど「幅広い世代の人に使いやすい」を追求した仕様が好評。発売後、約8カ月が経過していることから、新規価格で1円から数千円ほどに値下げして販売するようになった店舗も多く、その人気に拍車がかかった状況だ。ちなみにらくらくホンシリーズの販売台数は、累計1000万台(2007年4月22日現在)に達した。2006年6月末時点の累計販売台数が約770万台だったので、約1年で220万台も販売した計算。この数字からも人気のほどがうかがえる。

 加えて、らくらくホンシリーズの新機種「らくらくホン ベーシック」(2007年4月発売)も今回初めてTOP10入りを果たし、じわじわ人気が上がっている。本端末は定型文から選ぶだけでメールを返信できる機能や、会話しやすい「ゆっくりボイス」機能、周囲の状況に応じて自動的に音量調整を行う「はっきりボイス」機能など、らくらくホンシリーズならではの機能と、なだらかな石けんのような“やさしさ”も込めたボディデザインが特徴。店頭ではこれら2機種を持ち比べながら、“親へ贈る携帯”はどちらがいいかをじっくり吟味する人も多かったようだ。

 なお、5月下旬から発売する予定と告知されているドコモの夏商戦向けモデル「904i」シリーズ(4月23日発表)の発売も、もう間近だと思われる。

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