ここ最近、ドコモ販売ランキングの順位変動がかなり激しい。
前回、「N702iD」から首位を奪った「SH902i」、そして「SH902iS」のシャープ製端末2機種。今回は「P902i」(写真)、「N902i」の902iシリーズ2機種に再度1位、2位を奪われてしまった。P902iは前回の4位からトップに、N902iは前回の5位から2位。ともに大きく順位を上げている。
ここ最近(8月〜9月に)発売された端末で元気がいいのは、9月1日発売の「FOMAらくらくホンIII」(F882iES)。前モデルの「FOMAらくらくホンII」(F881iES)と揃ってTOP10入りし、ファンの多さをうかがせた。らくらくホンシリーズはこの先、18日の“敬老の日需要”も控え、さらに販売数を伸ばしそうだ。
今回、長らく王座についていた「W41CA」が、「W42K」(写真)に抜かれる事態となった。
W41CAは2006年2月、W42Kは同6月発売の端末だが、量販店ではともに1円(新規)で販売されていることが多い。6月第4週に1度だけ「ウォークマンケータイW42S」に首位を奪われた以外は、初登場の2月第2週からトップを走り続けたW41CA。先日より、2006年秋冬モデルが販売されはじめており、そろそろ在庫もなくなってきてしまったのだろうか。
ちなみに2006年秋冬モデルは、9月8日に「A5522SA」が、14日に「W43S」が発売され、EZチャンネルプラスの「LISMO!Channel」が始まる22日頃に、対応機種の「W43H」と「W43CA」が発売されるとみられる。
さて、前回は初のTOP10入りを果たした「G'zOne W42CA」は、今回も10位とランキング圏内に留まった。W42K、W42H、A5517Tなど「新規1円夏モデル」もある中で、本機の販売価格は1万5000円(新規)ほどと、まだ比較的高値で販売している店舗も多い。今後、値下げにより割安感が出る可能性も大いにあることを考えると、もう少し上位を狙えるかもしれない。
ボーダフォン端末は、「705SH」と「905SH」が相変わらず強い。しかしVGA液晶搭載の「904SH」は前回の3位から6位とやや順位を下げた。
トップをひた走る705SHに関しては、SoftBankロゴの配置と新色投入(ブラック/ホワイト/ピンク/ブルー)によるリニューアルに加えて、カッパー/グリーン/レッドの1万台限定カラーモデル投入、そして9月13日に発表・発売された新「iPod nano 2Gバイトモデル」が付属するセットパッケージ「スーパーボーナス+iPod nano」も用意するなど、このところ目立った動きが多い。
スーパーボーナス+iPod nanoは、今まで何度か噂になった「iPodケータイ」の登場を連想してしまう(12日に米サンフランシスコで行われたスペシャルイベントの基調講演に、ソフトバンク孫社長が出席していたという噂もある)。今後発表予定の新モデルで投入すると言われるパナソニック モバイル製端末も含めて、この先、何を仕掛けてくるか興味深いところだ。
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