写真で解説する「705SH」

» 2006年05月18日 13時00分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 「上質な風合いのデザインで、基本機能もしっかりした薄型ケータイ」。そんなキャッチフレーズで登場するのがシャープ製3G携帯「705SH SLIMIA」(スリミア)だ。シックなテイストを好む層をターゲットにしており、「30代女性など落ち着いた雰囲気の端末を好むユーザーに使ってほしい」(ボーダフォン)。

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 カラーはシャンパンゴールド、ロイヤルブラック、シルキーピンクの3色。遠めからでは分かりにくいが表面に細かいドット印刷が施されており、上品さを演出している。また3色のうちロイヤルブラックだけは、樹脂表面に金属薄膜を形成する「不連続蒸着塗装」を採用したため、やや質感が異なっている。「電波に影響のないスズを使った。これによって、メタリックな雰囲気を出している」。

(左)シャンパンゴールドの表面。ドット印刷が施されている(中央)外部メモリはmicroSD。スロットは、フタを外したところに配置されている(右)端末裏面には「2.0M」と記載のあるカメラが。マクロ切替スイッチも用意されている


 背面が全くフラットな面でなく、緩やかに膨らませたデザインになっているのもポイント。これにより「光をきれいに反射する形状」(ボーダフォン説明員)になっているという。

 端末を開くと、ダイヤルキー部が随分とフラットなのに気が付く。これはステンレス素材のキーシートを採用したからで「海外ではこの種のダイヤルキーを見かけるが、国内では初の試みだろう」とのこと。705SHは厚さ17ミリという“薄型端末”だが、このステンレスキーシートも薄型化に寄与しているという。

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Photo キー部のアップ。押しやすさを狙った「ドームキー」を採用する端末もあるが、それとは正反対のアプローチといえる

 特殊な形状のキーだけに、押しやすさが気になるところ。実際、海外のステンレスキー搭載端末は「キーの区切りが切り込みを入れた溝状で、文字入力しているとその溝にツメがひっかかり、操作しにくいと感じることがある」(ボーダフォン)。しかし705SHでは、ダイヤルキー間を「盛り上げたライン」で区切る構造にした。これによりツメがひっかかることもなく、快適に入力できるはずだという。

 「デザイン以外に機能面も、例えばシャープがAQUOSで培った2.2インチのモバイルASV液晶を搭載し、カメラも200万画素のセンサーを搭載するなど『ほかのハイエンド端末より大きく見劣りすることはない』ようにしてある。国際ローミング機能も備えており、ミドルレンジとして十分な機能を備えた端末だ」

Photo 横から見ると、端末の薄さを実感できる。ちなみに端末右側面にはイヤフォンジャックを備えている
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