お盆休みも終わったドコモの販売ランキング、今回は若干の順位の変動が見られた。
1位の「N702iD」と2位「SH902i」の2強は前回と同じだが、前回5位の「FOMAらくらくホンII(F881iES)」が3位に、前回6位の「N902i」が5位に。そして前回はランク圏外だった「N902iS」が10位に入るなど、かなり順位を上げた端末が意外と多かった。N902iSは、10位に入った6月第4週の集計を最後にランク圏外に甘んじていたが、今回はひさびさにランクイン。人気再燃の兆しを見せた。
発表から発売まで間があいた状態にあった端末も次第に発売日が判明してきた。「N702iS」が8月25日、「P702iD」が8月31日に、そしてHSDPA端末「N902iX HIGH-SPEED」が8月31日に発売される。いずれもデザインに特徴のある端末であるが、次回・次々回で、どのくらいランキングをかき回してくれるかに注目したい。
ところで、最近は新機種投入もなく人気端末の変動も少ない傾向ながらも、常にトップ10圏内に入るFOMAらくらくホンII(写真)の人気の高さに驚かされる。携帯初心者や年配ユーザー向けと銘打つモデルが少ない(ほかには、シンプル音声端末の「らくらくホンシンプル」がある)ため、“ドコモの端末で”となると必然的に本機が選ばれる傾向にあるようだ。それにしても息の長いモデルである。
なお、新モデル「FOMAらくらくホンIII」(F882iES)の発売日も9月1日に決定した。9月18日の敬老の日を前に、販売数も伸ばすだろうと予想される。“あんしん/かんたん/おまかせ”のコンセプトをより進化させたというFOMAらくらくホンIIIも、FOMAらくらくホンIIのような“長生きモデル”になってくれることを期待したい。
auの販売ランキングも、顔ぶれこそは変わらないが若干の順位の変化が見られた。
相変わらずトップを独走する「W41CA」は別格だが、今回は京セラ製端末の健闘が光った。前回4位の「W42K」(写真)が2位に、そして前回8位の「A5521K」が5位に入っている。
とくにW42Kは、7月第4週の8位から、6位(8月第1週/前々回)、4位(8月第2週/前回)、2位(今回)と右肩上がりに順位を上げてきている。W42Kが王者W41CAも蹴落とすのかと想像するとちょっと難しいと思うが、「まもなく登場」すると言われる新端末により世代交代が起こることも期待したい。
ちなみに2006年8月末現在、東京の大手量販店では最新の夏モデルも新規価格で「1円」となる端末が現れた。上記の「W42K」「A5521K」、そして「W42H」「W33SA II」などが確認できた。
ボーダフォン端末の販売ランキングは、1位から6位まで前回と同じ結果だった。
薄型の「705SH SLIMIA」(写真)、ワンセグ対応「905SH」、VGA液晶の「904SH」、音楽ケータイ「803T」、シンプル・薄型のPDC端末「V502T」、アナログテレビ/320万画素カメラ搭載の「V604SH」という順番で並ぶ。
ソフトバンクの新ロゴを配置し、新カラーも追加するなどのリニューアルが行われる「905SH」「904SH」「705SH」「705T」の4機種。前記3機種の人気は相変わらずとして、スプラッシュピンクとラッスルグリーンを廃止(在庫限り)し、アーバンブラックと新色のシェルホワイトのラインアップとなる「705T」も前回10位から7位に上がった。
バブルガムを模したというこのピンクとグリーンはかなり特徴のある色だけに、ポップな色の端末を望むユーザーが「なくなってしまう前に」と機種変更を急いだのだろうか。
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