先週は初登場トップを獲得した「ウォークマンケータイ W42S」のほか、音楽再生機能の搭載を特徴とする端末へかなりの人気が集まった。今回は各キャリアの夏モデル登場ラッシュの終盤。ランキングはどのように変動しただろうか。
NTTドコモ | au | ツーカー | ボーダフォン | ||||||||||||
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1 | → | SH902iS | ↑ | W41CA | → | TK51(*) | ↑ | 905SH | |||||||
2 | → | N702iD | ↓ | W42S | → | TK41(*) | ↓ | 705SH SLIMIA | |||||||
3 | ↑ | P902i | ↑ | W33SA II | ↑ | TK41 | → | 803T | |||||||
4 | ↓ | SH902i | ↓ | A5517T | ↑ | TT51 | → | V502T | |||||||
5 | → | F881iES | ↑ | W43T | ↓ | TK40(*) | → | 904SH | |||||||
6 | ↑ | D902i | ↓ | W41S | ↓ | TT41(*) | ↑ | 804SS | |||||||
7 | ↓ | D902iS | W44T | ↑ | ツーカーS(*) | ↑ | 705T | ||||||||
8 | ↑ | N902i | ↓ | A5518SA | ↑ | TS41 | → | V403SH | |||||||
9 | → | P902iS | ↓ | W42K | ↑ | TK31(*) | ↓ | V604SH | |||||||
10 | ↓ | P701iD | → | A5521K | ↓ | TT51(*) | ↓ | 804SH | |||||||
(*)表記は「プリケ―セット」対応端末 |
ドコモは、相変わらず「SH902iS」が強い。連続首位記録はこれで5週めで、着々と販売数を伸ばしている。
しかし、ほかの902iSシリーズはどうも冴えない。「D902iS」は前回6位から7位、「P902iS」は前回と変わらず9位と、かろうじてランク圏内に留まるが、前モデルのD902i、P902iより順位は下。「N902iS」は前モデルより売れていないばかりか、今週はランク圏外に落ちてしまった。「F902iS」に至っては登場以来、一度もトップ10圏内に入っていない。そういえば「SO902iWP+」も6月30日に発売されたが、ランクインは果たせなかった。
このことは、端末価格が高いとユーザーが判断していることが理由ではないかという見方もできる。
そもそもドコモのハイエンド新機種は、ほかのキャリアのそれと比べると高価となる傾向だが、今回の新機種の新規価格もD902iSが3万円後半、F902iSが3万円半ば、N902iSが3万円後半、P902iSが3万円半ば、SH902iSが3万円半ば、SO902iWP+が4万円前後となかなか高価だ。継続使用期間が10カ月以上となる既存ドコモユーザー向けの機種変更価格も新規価格と大きく差はない。
対して、2006年7月現在もドコモショップや量販店にかなりの在庫がある902iシリーズなどの旧モデルが、902iSシリーズより安価に併売され、KDDIやボーダフォンの新機種も概ね2万円前後で販売されている現状を、ユーザーはどのように感じたのだろうか。
今回の夏モデル新機種投入時期は夏ボーナス時期と合致するため、購入を促すタイミングとしては決して悪くはないはず。しかし価格や機能を見比べたユーザーは旧モデルを選んでいるのが現実だ。
前回初登場でトップを獲得した「ウォークマンケータイ W42S」は、つかの間の玉座だったようだ。
ウォークマンケータイ W42Sをトップから蹴落とし、再び返り咲いたのは「W41CA」。au2006年春モデルで最も人気を集めた機種だ。先週は一時的にトップを奪われたものの、それでも2位を維持していた。W42Sも勢いは初登場週より落ちたとはいえ2位に入り、今回も販売数を伸ばしている。
続いて3位にワンセグ+アナログテレビチューナー搭載の「W33SA II」、7位に今回初登場となるBluetoothワイヤレスミュージック機能搭載「W44T」、9位10位にauの夏モデルで最も早期に登場した「W42K」「A5521K」がランクインし、auの夏モデルはおおむね順調にトップ10圏内に入っている。
予想外だったのは、6月29日に九州・沖縄地区で、30日に関東・関西地区含めたすべての地区で発売された「G'zOne W42CA」がランクインしていないこと。今回は集計期間が3日分ほどしかなかったためと予想されるが、2005年のG'zOne TYPE-R登場時に「WIN版のG'zOneならすぐ買うのに」と述べていたユーザーが、今回それほど騒いでいないという話も聞く。ともあれ次回のランキングでどのような結果になるか注目したい。
ボーダフォンも、旧王者「AQUOSケータイ 905SH」が2週ぶりにトップへ返り咲いた。
前回、前々回でトップだった「705SH SLIMIA」は勢いがやや鈍り、2位に落ち着いた。ボーダフォン端末にいわゆる“薄型”のものが少ない中での投入だったため、スリムなボディの端末を望む買い換え層に人気が出た格好だ。
1日より倖田來未さんを起用する広告展開を開始したミュージックコンソール付きの音楽携帯「705T」。効果が早くも出たのか、先週10位から、7位にランクアップした。
ボーダフォンの夏モデルは、ノキア製「804NK」、東芝製「V304T」、「V201SH」の登場を控えている。
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