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» 2007年07月30日 22時28分 UPDATE

7月21日〜7月27日:5分で分かる、今週のモバイル事情

KDDIとNTTドコモが相次いで2008年3月期第1四半期の決算を発表。好調なKDDIに対し、ドコモは苦戦が続いており対照的だ。ドコモは「ファミ割MAX」「ひとりでも割引」の割引率も改定した。

[ITmedia]

KDDI、2008年3月期の第1四半期は増収増益

 KDDIが7月23日に発表した2008年3月期第1四半期の決算は、売上高が前年同期比5.7%増の8441億円、営業利益は同15.6%増の1409億円で増収増益を達成した。今期も携帯電話事業が売上および利益の伸びを牽引。携帯電話事業の売上高は前年同期比5.5%増の6748億円、営業利益は同16.7%増の1513億円となった(7月23日の記事参照)。

 好調な四半期決算は、着実に増え続けている携帯電話の契約数とプラットフォーム化の推進による端末調達コストの削減、販売奨励金の抑制など、さまざまな施策に支えられてのもの。番号ポータビリティでの純増数も19.2万契約と好調で、ツーカーの巻き取りも累計230万契約とスムーズに進んでいる。

 会見で5月、6月と純増トップを獲得したソフトバンクモバイルについて質問を受けた同社社長兼会長の小野寺正氏は、「ソフトバンクモバイルの躍進にともなって、番号ポータビリティでauの負けが込んでくるとか、auの解約率が上がってきているということになると影響は大きいが、今のところそういった影響は出ていない。純増で2位になったからといって、あわてて何かをする必要はないと考えている」と話し、まだ影響は軽微との考えを示した(7月23日の記事参照)。新たに発表した新割引サービス「誰でも割」も、ソフトバンクではなくドコモに対抗するためのものと位置づけている。

ドコモの第1四半期決算は減収減益、au対抗値下げを発表

 NTTドコモは7月27日に2008年3月期第1四半期決算を発表。好調なKDDIとは対照的に、営業利益は前年同期比25.2%減の2039億円、売上高も1兆1829億円(2.9%減)で、前年同期を大きく下回る減収減益となった(7月27日の記事参照)。

 前年同期比で大きな落ち込みを記録したのは、前年度に2カ月くりこしの失効見込み額として306億円を計上していたことが大きく、これを除けばほぼ横ばい。営業費用が332億円増えたのは(1)端末販売数増加による有益連動経費の増加 (2)減価償却費の増加 (3)基地局増加に伴う経費増加 の3点が理由だ。

 ドコモの中村維夫社長は、業績の反転に向けた対策として、法人需要を中心としたデータ通信関連の改革と、携帯を軸とした新たな事業分野の開拓と推進を挙げた。

 なおドコモは、6月26日に導入を発表した新割引サービス「ファミ割MAX」と「ひとりでも割」の割引率の改定を発表、「ファミ割りMAX50」と「ひとりでも割50」に変更した。7月19日にKDDIが対抗策として「誰でも割」を発表したことを受け、割引率を“誰でも割”と同じ一律50%に引き下げるとともに、法人向けにも同等の割引サービスを提供することにした。サービス開始日は8月22日に前倒しし(法人向けサービスは1カ月程度遅れる予定)、auのサービスに真っ向から対抗する。

 ちなみにソフトバンクモバイルも7月27日にブループラン用割引サービス「家族割引MAX50」と「自分割引50」を発表している。

ウィルコム、メールサービスの増強を発表

 ウィルコムは7月25日、Eメールサービスの増強を発表した(7月25日の記事参照)。メールボックス容量を拡張するほか、携帯電話キャリアとの絵文字変換サービスを2007年度中に開始する。開始日など詳細な情報は、追ってアナウンスする。

 現在のEメールサービスは、メールボックス容量が1Mバイトで、全角約1000文字のメール約500通分に相当。到着した日を含めて保管期間は31日間で、翌日には消去している。また絵文字は、ウィルコム間で利用できる専用のものと、一部機種でiモード互換のWeb用絵文字を用意しているが、携帯電話から送られた絵文字は文字化けするほか、全キャリアへの絵文字送信は対応してない。こうした点を改善する予定だ。

 現在提供している、1日1回メールボックスを確認し、未受信のメールがあれば通知する「未確認メール通知」と、到着から29日目になった未確認メールを通知する「期限到来メール通知」は9月28日に終了する。

京セラ端末7機種で不具合を修正するソフト更新を実施

 KDDIが7月26日、京セラ製端末7機種に、オートロックの再ロック設定時、オートロックを一時解除してメールを受信すると再ロックが行われない事象など、計6種類の不具合が発生することを発表。「ケータイアップデート」でのソフト更新を開始した(7月26日の記事参照)。

 対象となるのは、2006年春モデルの「W41K」「W42K」「W43K」「W44K」と、2007年モデルの「W44K II」「W51K」「MEDIA SKIN」の7機種。

 機種によって発生する事象は異なるが、EZホットインフォ受信時の着信音(イルミネーション含む)が誤ったものになる場合があるほか、オートロックの再ロック設定時、オートロック一時解除中に待受画面を表示後、10秒以内にグラフィックスタンドを起動した際に、オートロックの再ロックが自動で行われない場合などがあるという。EZテレビ(ワンセグ)視聴時、データ放送を表示できない現象や、静止画を選択し、再生する途中で中断すると、電源がリセットするケース、auICカードの瞬間的な接触不良により電源が切れる不具合なども報告されているが、いずれもデータが毀損したり、消失したりすることはないという。

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