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» 2007年09月14日 15時53分 UPDATE

Mobile Weekly Top10:ソフトバンクモバイル、ドコモPCデータ定額への対抗策を打ち出せるか

ソフトバンクモバイルは、9月13日にNTTドコモが発表した「定額データプランHIGH-SPEED」に対抗する料金プランを24時間以内に発表しなかった。

[園部修,ITmedia]

 今週のアクセスランキングは、そろそろ携帯各社の秋冬モデルへ向けた動きが気になる読者の心理を反映してか、端末がJATEの認証を通過したことを知らせる記事がトップを含め複数ランクインした。またソフトバンクモバイルが4カ月連続での純増トップを記録した電気通信事業者協会(TCA)発表の8月携帯契約数にも多くのアクセスがあった。

 ところでそのソフトバンクモバイルは、9月14日15時を過ぎても、PCを利用したデータ通信が定額になる料金プランを発表しなかった。NTTドコモが9月13日15時に、PCと携帯電話を接続して利用するデータ通信の定額プラン「定額データプランHIGH-SPEED」と「定額データプラン64K」を発表しており、ソフトバンクモバイルの動向に注目が集まっていた。

 ソフトバンク社長の孫正義氏は、2006年10月23日に新料金プラン「ブループラン」「オレンジプラン」を発表した際、「他キャリアが追従したり、対抗値下げした場合は、24時間以内にさらなる値下げを発表する」と発言しており、これまでドコモの「ファミ割MAX50」「ひとりでも割50」に対応する「家族割引MAX50」「自分割引50」、「オフィス割MAX50」対抗の「法人割引MAX50」「法人割引」、KDDIの「誰でも割」に対抗する「新・自分割引」やauの新料金体系に対応した「オレンジプラン(WX)」などを必ず24時間以内に発表してきた。しかし、今回は24時間が経過しても同等の料金体系を提供するというアナウンスは出ていない。

 ソフトバンクモバイルの公式見解としては、「24時間以内に対抗プランを発表するのは、一般的な携帯電話を利用する料金プランについてのみ。今回のドコモのプランは、PCを利用したデータ通信に関するものなので、すぐに対抗策を出す予定はない」ということらしい。

 ドコモが打ち出した定額データプランHIGH-SPEEDは、月額1万500円を上限に、PCでも下り最大3.6MbpsでのHSDPA通信を利用可能にするもの(別途月額840円の「mopera U U定額HIGH−SPEEDプラン」か月額630円の「ビジネスmoperaインターネット(HIGH-SPEED)」への加入が必要)。しかもドコモはサービス開始の10月22日から2008年1月31日まで、定額データプランHIGH-SPEEDを月額4200円で提供するとしている。

 PCでのデータ通信は、携帯電話でのそれと比べ、ネットワークへの負荷は相当高いものになるはずだ。ドコモにはそれだけの負荷に耐えられるだけのネットワークを構築したという自信があるのだろう。

 一方で、すでに「ホワイトプラン」(1時から21時)や「ホワイト家族24」(24時間)で音声定額を導入しているソフトバンクモバイルでは、音声トラフィックだけでも相当高いと思われ、同等のデータ通信サービスをすぐに提供するのは容易ではないはずだ。4カ月連続純増ナンバー1の原動力ともなったホワイトプランの使い勝手を悪くしてまで、現状それほど大きな市場とは言えないPC向けの定額データ通信サービスを無理に提供するとも考えにくい。

 果たして孫氏率いるソフトバンクモバイルは、どんな手を打ってくるのだろうか。

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