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» 2008年02月08日 14時33分 UPDATE

イー・モバイルが好調で業績予想を上方修正──イー・アクセス2008年3月期第3四半期決算

イー・モバイルの親会社、イー・アクセスも2月7日に2008年3月期第3四半期の業績を開示した。売上高は452億7800万円、営業利益は36億5200万円で前年同期よりも増加しているが、経常損失を56億8600万円、四半期純損失を25億7500万円計上した。

[ITmedia]

 イー・アクセスは2月7日、2008年3月期第3四半期の業績開示を行った。2007年4月から12月までの四半期連結会計期間のグループ売上高は452億7800万円で、前年同期と比べると31億8600万円増の107.6%となった。営業利益も36億5200万円を確保し、前年同期比で2億8400万円の増加(108.4%)を達成。ただしイー・モバイルの業績が持分法による投資損益として反映されるため、経常損失が56億8600万円(前年同期は11億9500万円の黒字)、四半期純損失が25億7500万円(前年同期は18億400万円の黒字)となった。なおイー・モバイルは、4月1日から5月31日までは連結対象だったため、2カ月分の業績は連結、6月1日以降の業績は投資損益として計上されている。

 ADSLサービスを中心とするネットワーク事業では、契約数の減少と低価格サービスの利用者増加によるARPU減少によって、売上高が前年同期比−3.1%に低下した。ただ、イー・モバイルに対して提供している基幹ネットワーク網サービスなどの拡大に伴って関連コストが増加し、営業利益は前年同期比−1.8%にとどまった。

 イー・モバイル向けの商品開発などを行うデバイス事業は、USBタイプのモデムやデータ通信カード、「EM・ONEα」などを販売したことで売上高66億2800万円を計上。事業の新規立ち上げに伴う先行投資コストなどの影響で営業損失が15億8900万円となったが、端末の研究開発費が減少したため前年同期の27億1900万円よりは損失額が減っている。2008年3月に開始予定のイー・モバイルの音声サービス用端末もメーカーとともに開発を進めているという。

 モバイル事業は2007年3月末のサービス開始以来順調にエリア拡大を続け、2007年12月末の段階で東京、大阪、愛知の人口カバー率は90%を超えた。全国の人口カバー率も約50%に達しており、契約数は20万5000件獲得している(12月末時点)。また2007年11月には、他社に先駆けてHSDPAで下り最大7.2Mbpsの高速サービスも開始。MVNO事業にも着手した。2008年3月から開始予定の音声サービスの開始に合わせ、イー・モバイルはNTTドコモから3Gネットワークのローミングを受けることで合意しており、日本全国でサービスが利用可能になる予定。

 なおイー・アクセスは、イー・モバイルの契約数が当初の予定を上回る見通しであり、同社に提供するデバイス事業の端末販売台数が予定を上回ること見込みであることから、売上高を670億円に上方修正した。経常利益も、67億円の赤字に修正。当期純利益は50億円の赤字とした。

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