コカ・コーラ、自販機の電子マネー対応を促進――Edyクーポン/Suicaも利用可能に

» 2008年02月19日 10時50分 公開
[吉岡綾乃,Business Media 誠]

 日本コカ・コーラは2月18日、同社の自動販売機に複数のFeliCa決済方式に対応したマルチリーダー/ライターを搭載すると発表した。4月からEdy対応を進めるほか、2009年からはSuicaへの対応も進める。

4月からEdy対応、クーポンも発行

 Edy対応の自動販売機は、4月より試験運用を開始。2008年末までに全国で7万台を展開する予定。また自動販売機では初めて、クーポンを入手したユーザーに対して割引などのサービスを行う「Edyスマイルクーポン」(参照記事)を提供し、共同キャンペーンを行う。

 一方、Suica対応の自販機は2009年第1四半期より、JR東日本の営業エリアを中心に展開する。2009年末には3万台以上の導入を目指す。日本コカ・コーラとJR東日本は共同で、コカ・コーラ自販機向けのマルチリーダー/ライターを開発し、JR東日本とNTTドコモが設立したLLP(参照記事)が提供するインフラ上で運営する見込み。

iD対応機を2008年度末までに7万台へ拡充

 コカ・コーラは古くから携帯/FeliCa決済に対応した自販機に注力している企業だ。2002年からは「Cmode」対応自動販売機「シーモ」(参照記事)を、2004年からはおサイフケータイ対応自販機「シーモ2」(参照記事)を展開してきた。

 シーモ2ではEdyとiDによる決済に対応している。iD対応の自動販売機は1月現在で全国に3万台。日本コカ・コーラでは2008年度末までに7万台に拡充する予定としている。

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