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» 2008年03月10日 23時05分 UPDATE

3月1日〜3月7日:5分で分かる先週のモバイル事情

3月1日、ディズニーモバイルがMVNOとして携帯電話事業を開始。KDDI陣営は「UQコミュニケーションズ」を立ち上げ、モバイルWiMAX事業の展開を本格化させる。こうした新しい動きがある一方で、三菱電機が携帯端末からの撤退を明らかにするなど、メーカー再編を予感させるニュースも飛び込んできた。

[ITmedia]

ディズニーモバイルがスタート

 3月1日、ウォルト・ディズニー・ジャパンの携帯電話サービス「ディズニー・モバイル」がスタートした。ソフトバンクモバイルのMVNOとして展開する事業で、料金プランは「ホワイトプラン(D)」のみというシンプルな構成となっている。端末はシャープ製のディズニー・モバイル専用端末「DM001SH」が用意され、契約ユーザーには「disney.ne.jp」ドメインのメールアドレスを提供。23のディズニー公式サイトを追加料金なしで利用できるなど、ディズニーファンにとって魅力的なサービスを用意した。

 端末はソフトバンクショップや大手量販店、ソフトバンクオンラインショップなどで販売しており、契約もソフトバンクショップ店頭やオンラインショップで行う。DM001SHの端末価格は新スーパーボーナスの一括払いの場合が8万1120円(ITmedia調べ)で、24回払いを選んだ場合、月々の支払価格は3380円、12回払いの場合は6760円。

三菱電機が携帯電話事業から撤退

 3月3日、三菱電機が携帯端末の開発事業から撤退することを明らかにした。現在開発中の端末は開発を終了し、ドコモ向けに納入した「D905i」「D705i」「D705iμ」をもって、新機種の投入を終了する。端末のアフターサービスや「D902i」「D902iS」「D903i」用バッテリーパック「D06」の回収は、端末事業終息後も引き続き対応する。

 同社は1983年に電電公社に自動車電話端末を納入して以来、約25年に渡ってNTTドコモ向け端末の開発・製造を行ってきたが、近年は出荷台数が減少していた。三菱電機では撤退の理由を「業績改善の見通すことが非常に難しくなっているため」としている。

 携帯電話の開発、製造、営業を担当している約600人の従業員は、NGN関連機器や携帯電話の基地局をはじめとする通信インフラ事業、トータルセキュリティ事業、カーマルチメディア事業、FA(ファクトリーオートメーション)システム事業、鉄道車両情報通信システム事業などの戦略的事業に再配置するとし、FOMA端末の共同開発を行ってきた富士通などへの端末事業の売却は行わない。

 携帯電話は、市場の飽和や端末の販売方式の変更などの影響で出荷台数が伸び悩む傾向にあり、2007年には三洋電機が京セラに携帯電話事業を売却すると発表した。3月10日にはソニー・エリクソン・モバイルがドコモ向け端末の開発計画を見直すことを明らかにするなど、2008年はメーカー再編の動きが加速する可能性がある。

KDDI陣営、モバイルWiMAX事業を本格始動

 2.5GHz帯を利用する次世代高速無線通信事業の免許を取得したワイヤレスブロードバンド企画が、新社名と出資会社6社による総額161億5000万円の増資を完了したことを発表した。新社名の「UQコミュニケーションズ」は「世界的標準規格のモバイルWiMAX技術を活用した普遍的かつ高品質なデータ通信インフラを提供する」という同社の目標が基になっており、普遍的かつ高品質を意味する“Universal Quality”や、品質(Quality)、容量(Quantities)、高速(Quickness)といった言葉をベースに考案されたという。

 同社は2009年2月から、モバイルWiMAXを利用した高速無線データ通信サービスの試験サービスを開始する計画で、2008年6月からの基地局工事開始に合わせて屋外基地局、屋内基地局、ASN-GW装置、CSN装置のベンダーを選出。2008年6月から2008年度の第2四半期までに約300局を展開し、2008年度第3四半期にさらに300局、2008年度第4四半期にはさらに400局を開設する予定としている。商用サービスが始まる2009年度には、年間で3000局ほどの基地局を設置して、カバーエリアを拡大。米Sprint Nextelや韓国のKTとは、ローミングサービスの提供へ向けて交渉を行う。

 エリア面では2009年2月の試験サービス開始までに東京23区と横浜市などをカバーし、商用サービスを始める2009年夏には東京から名古屋、大阪エリアに拡大。2009年度末には全国の政令指定都市エリアをカバーする計画で、全国の主要都市も、2010年度の末までにはカバーする予定だ。

おサイフケータイの利用シーンが拡大――IC CARD WORLD 2008

 3月4日から7日にかけて、東京ビッグサイトでICカードとICタグの総合展示会「IC CARD WORLD 2008」が開催された。

 おサイフケータイの用途は、決済手段から情報取得などへと広がる傾向にあり、ソニーの家電連携のデモや、アクロディアのアプリ連携のデモ、ビーユージーの販促連携のデモなどが披露された。

 フェリカネットワークスのブースには、おサイフケータイで利用できるサービスを集めた「おサイフケータイTOWN」が登場。並んでいるリーダー/ライターに来場者が手持ちのおサイフケータイをかざすとWeb to機能でダウンロードサイトにアクセスでき、その場で簡単にアプリをダウンロードできるというデモを実施した。

2月の契約数、ソフトバンクが首位に

 3月7日、TCAが2008年2月末時点の携帯電話・PHS契約数を発表した。純増数のトップは22万8100の純増となったソフトバンクモバイルで、2007年5月以来、10カ月連続でトップを獲得している。KDDIも20万1100の純増(auは24万9800の純増)となったが、この契約数にはプリペイド契約の純増6万2900(au単体で8万2100)も含まれる。ドコモは前月比約2倍となる4万3700の純増で、イー・モバイルも4万2800の純増を記録した。なお、国内唯一のPHS事業者となったウィルコムは、2万9400の純減となった。

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