ソフトバンクモバイルの販売ランキングは、「安価」になった旧機種の人気が依然高い。
今回の首位は、パナソニック モバイル製の「820P」(2007年11月発売)が獲得した。前回まで連続首位記録を「7」まで伸ばしていたシャープ製の「812SH」(2007年2月発売)は2位に落ち着いた。
続いて3位にパナソニック モバイル製の「920P」、4位にシャープ製の「FULLFACE 2 921SH」、5位に同じくシャープ製の「GENT 812SH sII」が入った。
820Pは厚さ15.2ミリのスリムボディと“ファッションに合わせて。でも気取りすぎない”をテーマにしたオトナ向け端末だ。GENT 812SH sII(今回5位)やドコモのSH705iII、auのWoooケータイ W53H、W55Tを望む層と似通うユーザーをターゲットにしている。
同時期に登場したミラーデザインの兄弟機「MIRROR 821P」は発売と同時にランクインした端末だったが、820Pは発売からしばらく経ち、値下げされるとともにぐっと人気が上がる動きをみせている。ちなみに直販サイト「ソフトバンクオンラインショップ」におけるMIRROR 821Pと820Pの価格がかなり違うのもおもしろい。なんと2倍ほど違う(2008年4月25日現在)。儲かるのかうんぬんは置いておくも、需要の増加を察知し、巧みに価格調整(と在庫処理)を行う姿勢はさすがと思わせるところはある。
さて今週は、「X02NK/Nokia N95」(ノキア製)、「X03HT」(HTC製)の2機種が登場し、一般ユーザー向けの2008年春モデルが全て出そろった。これら2機種のランクインも期待したいが、少し難しいだろうか。
イー・モバイル端末のランキングに大きな変化はない。
首位はHUAWEI製のUSB型データ通信端末「D02HW」が獲得。2位にNECインフロンティア製のPCカード型端末「D02NE」、3位に東芝製の音声端末「H11T」、4位にHTC製の音声対応スマートフォン「EMONSTER」、5位にシャープ製のスマートフォン「EM・ONEα」がランクインした。
イー・モバイル端末は特に7.2Mbps通信に対応する機種が好調で、購入ユーザーにおける通信速度へのニーズはやはり高いことがうかがえる。7.2Mbps通信対応機種は、上位を占めるD02HWとD02NEのほかに、ネットインデックス製のCF型端末「D01NXII」も6位に入っている。
音声サービスに対応する2機種は、H11T(今回3位)とEMONSTER(今回4位)の順で変わらない。
そのほか、各端末情報が一望できる“機種別記事一覧”が新登場〜いますぐパワーアップした携帯データBOXをチェック!
携帯データBOXは、ITmediaモバイルトップページのメニューバー右側からもアクセスできます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.