ソフトバンクモバイル端末は商戦期の狭間の戦略的な値下げ策により、順位の変動がかなり激しくなっている。
首位はシャープ製の「816SH」が初めて獲得した。816SHは2007年夏モデルとして登場した多色展開+コンパクトなスライドボディが特徴の機種。37位から7位に上がった前回の大躍進劇から、今回はついに首位に躍り出た。
続いて2位に「iPhone 3G(16Gバイト)」(前回3位)、3位にシャープ製の「NEW PANTONE 830SH」(前回19位)、4位にSamsung電子製の「821SC」(前回1位)、5位にシャープ製の「AQUOSケータイ 923SH」(前回4位)が入った。
上位は816SH以外に、10月4日に発売された新機種 NEW PANTONE 830SHも躍進した。830SHは、2007年度に最も売れた「812SH」のデザインをそのままに、機能強化とともにボディカラーを刷新したリニューアルモデルとして展開。発売当初から「実質0円」(新スーパーボーナスを利用した新規契約時)とした効果はてきめんだったようで、いきなり上位に食い込んできた。
このほか、ドコモの「P906i」や前モデル「920P」とは異なり、発売当初からランクインするほどの人気を得られなかったパナソニック モバイル製の「VIERAケータイ 921P」も、10月に行われた値下げ効果か、今回は10位に浮上した。
イー・モバイル端末は今回、新機種の登場により大きな変動があった。
この新機種は、10月10日に発売されたHTC製スマートフォン「Touch Diamond(S21HT)」。集計期間の都合で発売日から3日間のみの集計だったが、イー・モバイル端末としては期待どおりのスタートダッシュを見せ、初登場で2位に入った。
ただ、注目されたTouch Diamond(S21HT)であっても7.2Mbps通信対応のデータ通信端末「D02HW」の牙城は崩せなかった。それほどまでにD02HWは売れているようだ。
HTC製のTouchシリーズは追って、ドコモとau、ソフトバンクモバイルの他キャリアからも発売される予定。今後、他キャリアのHTC製スマートフォンの動向を占う意味で、イー・モバイルのTouch Diamond(S21HT)の人気がいつまで継続するかに注視しておきたいところだ。
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