カメラに関しては、スピード面での進化も見逃せない。P-01Aでは起動とオートフォーカスにそれぞれ2秒ほどの時間がかかったが、今回はそれぞれ1秒ほどに高速化されている。また、フォトライトが高輝度LEDフラッシュにバージョンアップし、高感度ISO1600相当の高感度撮影ができる画像のサイズも、1Mから2Mになるなど、暗い場所での撮影に強くなった。
LEDフラッシュを使った撮影の様子 |
ワンセグは、通常より“4倍滑らか”な映像を実現するという、進化した「モバイルWスピード」が特徴だ。これまでは15フレーム/秒の映像を画像処理で30フレームに補間、つまりオリジナルの画像の間に1枚の画像を差し込んでいたが、今回は60フレーム/秒の補間を実現している。これは“3枚の画像”を差し込んでいることを表し、補間画像の方がオリジナルの画像より多く生成されているということになる。
さらに、ディスプレイの表現力もアップした。高画質技術「モバイルPEAKSプロセッサー」によって、コントラスト比は最大1万対1にまで高められている。バックライトや液晶パネルを改善した高色再現性液晶を採用することで、緑と赤の色再現性も向上した。
また、プリインストールされたゲームコンテンツのクオリティーの高さも、P-07Aの性能の高さを象徴する。人気ゲームタイトル「レイトン教授と悪魔の箱」では、映画のようなアニメーションと大容量のシナリオを展開。携帯用にアレンジされた“ナゾ”が登場するため、すでにゲームを遊んでしまったユーザーでも楽しめる。
さらに「P906i」にプリインストールされ、迫力のグラフィックが話題を呼んだ「機動戦士ガンダム U.C.0079」をベースに開発した、「機動戦士ガンダムオンライン プロローグ版」も内蔵した。購入時はプロローグ版だが、無料アップグレード(パケ・ホーダイの加入とmicroSDが必要)により、iアプリオンラインを利用した“最大6人でのオンライン対戦”が可能になる。
P-07Aが持つチップセットの性能やパナソニック独自の総合プラットフォーム「UniPhier(ユニフィエ)」のポテンシャルを存分に活用し、6体のモビルスーツが同時に動いても処理が遅れることはない。また、マップの範囲や高さも前作に比べて拡大。実際にプレイしてみると、横オープンスタイルの操作感も相まって、本職ゲーム機にも負けない迫力と没入感が味わえた。
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