インタビュー
» 2013年01月18日 10時30分 UPDATE

開発陣に聞く「HONEY BEE 201K」:“イケメン”に進化した2代目HONEY BEEスマホ 機能もアップ (1/3)

ソフトバンクから“スマホのHONEY BEE”が登場して早1年。4Gやおサイフケータイに対応した新モデルが間もなく発売される。ただカワイイだけでなくスマホらしくイケメンに進化したという。

[房野麻子,ITmedia]

 ポップなカラーリングとデザインが女子中学生や女子高校生に人気のHONEY BEEシリーズ。PHSの初代「HONEY BEE WX331K」が2008年2月にウィルコムから登場後、カメラを搭載した2代目「HONEY BEE 2 WX331KC」、自分撮りもできるようになった3代目「HONEY BEE 3(WX333K)」、4代目で2色成形の「HONEY BEE 4 WX350K」、合間にクラムシェル型の「HONEY BEE BOX」がラインアップされ、2012年11月には防水とBluetoothに対応した「HONEY BEE 5 WX07K」も発売された。また、HONEY BEEのテイストを持ったスマートフォン「HONEY BEE 101K」がソフトバンクモバイルから2012年1月に登場している。

photo 「HONEY BEE 201K」

 そのHONEY BEEブランドスマートフォン第2弾が、1月に発売予定の「HONEY BEE 201K」だ。HONEY BEEらしい元気なポップカラーを採用し、ボディ右上に「ちょい足しリング」と呼ばれる大きめのストラップホールを搭載しながらも、全体的にはすっきりとした大人っぽいテイストにまとめられた。機能面では新たにワンセグやおサイフケータイ(FeliCa)を搭載し、最大76Mbpsの高速通信を可能とするのSoftBank 4G(AXGP)もサポートする。目を引くデザインだけでなく、昨今のスマートフォンに必要とされるスペックの高さも備えた。

 HONEY BEEの新しいスマートフォンについて、開発を担当した京セラ 通信機器関連事業本部 マーケティング部の横田希氏と、同デザインセンターの西本圭太氏に聞いた。

今の時代にふさわしいHONEY BEEとは

――(聞き手:ITmedia) HONEY BEE 201Kは101Kの正常進化版という第1印象なのですが、開発もキープコンセプトでスペックを重視するという方向だったのでしょうか。

photophoto 京セラの横田氏と西本氏

横田氏 HONEY BEEシリーズは、PHSが今回の「HONEY BEE 5」で5世代目となり、HONEY BEEのテイストを持ったスマートフォン「HONEY BEE 101K」もご好評いただきました。今までのラインアップはPHSのHONEY BEEシリーズの延長線上にありましたが、今回はHONEY BEEというブランド自体をどう構築していくのか、というところまで立ち返って考えました。

 PHSのHONEY BEEは、長さ約120ミリ、幅約42ミリと、サイズがずっとほぼ同じだったのですが、このサイズが今後も適切なのか、というところから検討しました。その結果できたのが「HONEY BEE 5」です。幅は42ミリで同じですが、縦に少し長くなり、電話としての使いやすさやキーの押しやすさという点でさらに配慮できるようになりました。

 ユーザーの利用スタイルも調査もしました。PHSは“ウィルコムの端末”ということで、ターゲットである女子高生達に“コム”という愛称で呼ばれていますが、通話メインの“2台目”としての使い方、これは変わっていませんでした。しかし、機能に関してはバージョンアップさせています。

―― なるほど。201Kの開発では具体的にどのような見直しがあったのでしょうか。

横田氏 スマートフォンに関しては、101KのときにHONEY BEEのテイストをそのまま持ってきてスマートフォンに仕立て上げました。ただ、その後調査をすると、ターゲットとしていた可愛いもの好きの新女子中学生・新女子高校生には好評だったのですが、すでにiPhoneなどのスマートフォンを持っている方や、次はスマートフォンが欲しいと思っている方々の趣味嗜好が、実は少しずつ変わってきていることが分かりました。

 彼女たちと話をしていてよく聞いたのが、「スマホはイケメン」ということです。PHSは2台目なので可愛くていいけれど、「スマホはイケメン(がいい)」と。こちらが意図していたかわいい方向よりも、スマートフォンはイケメンの方向性がいい、というのが彼女たちの言い分でした。そこで、HONEY BEE 201Kは全体的に少し大人っぽいテイストに変えています。

 PHSは同じ路線ですが少し大人っぽいテイストにし、スマートフォンは男前風にしていく。上質なものを求めている面もあったので、画面いっぱいにキャラクターのハチが飛ばすようなことはせず、HONEY BEEシリーズの「カラフルで楽しい世界」をしっかりと押し出し、原点に立ち返る形で両方を企画しました。

“イケメン”なHONEY BEEスマホに変身

―― 初代“HONEY BEEスマホ”のフィードバックから出てきたキーワードが「イケメン」だったということですが、どんなイケメンになったのでしょうか。

西本氏 初代の101Kは、PHSのHONEY BEEの世界観をそのままスマートフォンにしました。しかし、フィーチャーフォンやPHSのデザインと、今、市場にあるスマートフォンのデザインは根本的に違うものです。そこで201Kは、スマートフォンとしてのHONEY BEEを考え直しました。

 スマートフォンはディスプレイが大きく、どうしても四角い画面をどういう額縁で囲むかといった考え方になります。しかし、HONEY BEEをデザインする上で、本当にそれでいいのかと考えました。画面の周りをデザインするだけでは特長が出しづらく、店頭で分からない。パッと見てHONEY BEEだと分かるような、唯一のスタイルが必要ではないか。「特別な形=HONEY BEE」というコンセプトで、シンボリックでアイコン的なシルエットを考え、このモデルの一番の特徴として「ちょい足しリング」を付けました。

photophoto HONEY BEE 201Kの大きな特徴でもある「ちょい足しリング」

―― ストラップホールの需要はしっかりあるのですね。

西本氏 このコンセプトを考える前にも、女子高生にグループインタビューを行って、デザインはどういうものがいいか、スマートフォンをどのように使っているかを調査しました。今の若年女子の間では、スマートフォンにどんなカバーを付けているか、カバンにどんなものを付けているかが、その人のファッション性を計る上で、重要な要素になっているらしいです。すでにあるものに、どれだけ個性的でおしゃれなものを付けているかが重要だと。

 そこで、お使いになる方それぞれのオリジナリティをスマホで発揮してもらうためにも、ちょい足しリングを付けています。シュシュやリボンなど、普通のストラップホールでは無理だけど、女子高生の好きなものをたくさん付けられるように、できるだけ大きくして、端末デザインのワンポイントにもなるような形状にしています。

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