NTTコミュニケーションズの「050 plus」は、2011年7月にサービスをスタートさせた国内のスマホ向けIP電話アプリの先駆者的存在。利用者数が多い反面、初期の音声品質の評判はあまり良くなく、そこで利用を止め現在も当時のイメージのままで居る人も少なくないでしょう。
そこで今回は、「050 plus」の新旧アプリバージョンを使って、IP電話アプリの今と昔(といっても、2年程ですが)を比較。今回のテストでは2台のXperia Zを使って検証しました。今回の実験にはSIM通編集部および、近くにいた他部署のスタッフ5名に協力してもらい、050からの発信と、050からの着信の両方を体験してもらいました。
今回のテストでは、「050 plus」から発信した際、違和感があったという声は新旧ともにゼロ。そのため、「050 plus」からの着信時における調査結果を掲載しました。
このテストでは同じXperia Zでテストしたので、日常通話時は相手の使っている電話機性能によって、声の通りやすさの違いが多少あるかもしれません。
しかし、旧バージョンでの聞き取りづらい状況だったのに対し、新バージョンではそうした声は全くなく、これなら機種によって聞き取りやすさが大きく変わるということはなさそうです。
この日、「050 plus」といよりも、IP電話アプリを初体験したという女性は「旧バージョンは、音も小さく、自分の声が反響して通話が困難でした。でも、新しいバージョンは、『普通にスマホで電話をしている!』っていう感覚です。これで通話料金も安くなるなら嬉しい!バージョンが違うだけで同じアプリなんですよね?」と印象を話してくれました。
「050 plus」の最新バージョンを体験すれば、過去のイメージを引きずっている人たちの価値も変わるかと思います。
格安SIMは、データ通信のみになっているものが殆ど。
なかにはb-mobileのようにデータ+通話プランを提供しているMVNOもありますが、キャリアで契約した場合と同じく複数年数契約が必要です。
しかし、「050 plus」の契約には年数による縛りがなく、アプリをダウンロードすれば手軽に始められるのもポイント。しかも、通話料金もとってもお得です。
データ通信量も1分間程度の通話で250KBと大変抑えられているため、通信容量の制限がある格安SIMでも気にすることなく通話を楽しめます。万が一、低速制限が入った際も、少ない通信量で済むのも嬉しいポイントですね。
冒頭にも記載しましたが、初期のイメージのまま「使っていない」という人が多いと思います。しかし、MVNOのプランが「より使いやすい」ものへと改善されてきたように、端末やアプリの進化というのも留まることを知りません。このテスト結果を見て「気になった!」という人は、もう一度、IPアプリを使ってみてはいかがでしょうか!?
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