「iPhone6」と「iPhone6 PLUS」…2つの新機種発売が話題だ。そんなiPhoneユーザーなら「App Store」はアプリの入手に欠かすことができない存在。今年4月には、累計700億ダウンロード突破が発表されるなど勢いが衰えることはない。このApp Storeで販売されている有料アプリは、基本的に段階価格制となっており、ディベロッパー(制作会社)がアップルの指定する販売価格から選んで指定するという仕組み。日本での最低価格は100円に設定されている。
そこで気になったのが、海外との価格差。為替レートにより最低価格に設定されている金額が変更されることはあるが、いま現在どの国のユーザーの為替メリットが大きいのか?
というわけで、実際に世界各国のApp Store最低価格を調べてみた。(9月20日現在の為替相場を基に算出)
アップル本社があるアメリカ合衆国では、最低価格は1ドルをわずかに下回る0.99ドル。これがある意味アプリ価格の国際基準になっており、大半の国では自国通貨ではなくUSドルでアプリを購入しなければならない。その価格は日本と比べると約8円の高く、中米のメキシコでも日本より高い価格設定となっている。一方、アメリカのお隣カナダは日本円では98.5円と少し安めになっていた。
ヨーロッパのうち18カ国が含まれるユーロ圏では、日本円換算でなんと124.5円となり、日本どころかアメリカよりもかなり割高な設定だ。EUの国ながらユーロを導入していないイギリスでも122.5円だから、ヨーロッパの人たちはApp Storeを利用する際にちょっと損をしているということになる。ただし、東欧に目を向ければロシアでは93.6円。日本と比べてかなりお買い得な価格設定になっていた。
続けて中東・アフリカ。誰もが憧れるオイルマネーの総本山・アラブ首長国連邦では、最低価格が日本円換算で109.5円。サウジアラビアでも107.3円となっている。南アフリカも含めてEUほどではないにせよ、ここでも日本よりは割高なのだ。
身近なアジア各国でも日本より割高な価格設定が多い。特に、オーストラリアでは125.5円とEUやイギリスを上回る価格となっていた。
いかがだろうか。なお、ここで取り上げなかった多くの国では、App Storeで自国通貨を使用することができず、すべてUSドルでの購入となり、最低価格は0.99ドルとなっている。
全体的にみると、日本円に換算して106〜108円程度という価格になっている国が多かった。意外と日本でアプリを購入するのはお得みたいだ。
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