米Googleは10月28日(現地時間)、6月のGoogle I/Oで発表したヘルスケアプラットフォーム「Google Fit」のAndroid向けアプリを公開した。Android搭載のスマートフォンとタブレット、Android Wear搭載のウェアラブル端末で利用できる。
Google Fitは、フィットネスアプリやウェアラブル端末を開発するためのオープンプラットフォーム。GoogleのGoogle Fitアプリは、携帯する端末でウォーキング、ランニング、自転車でのアクティビティを記録し、設定した目標の達成度を確認できる。このアプリでできることは(少なくとも初版では)あまりないが、サードパーティー製の端末やアプリのデータを統合してまとめて表示できる。
また、Webサイトでも自分のフィットネスデータを確認できる。
利用するには、Googleのアカウントでログインし、自分の性別、身長、体重を入力し(しないことも可能)、位置情報を有効にして、後は端末を携帯する。目標値を設定することも可能。
Googleは同日、開発者向けにGoogle Fit SDKも公開した。開発者はGoogle Fit SDKの各種APIを使うことで、「Android Wear」をはじめとするウェアラブル端末のセンサーの情報や他のフィットネスアプリが収集する心拍数などの生体データ、ランニングルートの位置情報データなどを利用するアプリや端末を開発できる。
Nike+ RunningやRunkeeperなどのサードパーティーがGoogle Fitのサポートを表明しており、近くこれらのアプリのデータをGoogle Fitアプリで表示できるようになる見込みだ。
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