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» 2018年06月25日 16時10分 公開

PayPalが7月から順次「銀行口座」支払いに対応 都市銀・ゆうちょ銀口座保有者対象

PayPalのパーソナルアカウントにおいて、クレジットカード・デビットカードに加えて「銀行口座」を登録できるようになる。都度購入だけではなく、定期的な支払いにも利用できる。

[井上翔,ITmedia]

 PayPal(ペイパル)は7月から8月にかけて、パーソナル(個人)アカウントにおける支払い方法に「銀行口座(口座振替)」を順次追加する。ショッピングなどの都度決済や月額決済において口座振替による支払いが可能になる。

PayPalとは?

 PayPalは米国カリフォルニア州に本社を構える世界有数のオンライン決済サービス企業。決済サービス「PayPal」は、200超の国・地域に対応しており、100超の通貨による決済に対応している。

 日本では同社のシンガポール法人を通してサービスを提供している。

ペイパルとは PayPalの概要

アカウントごとに順次対応 都市銀行とゆうちょ銀行の口座に対応

 PayPalの日本における個人アカウントでは、支払い方法として現時点ではクレジットカードまたはデビットカード(Visa、Mastercard、JCB、American Express、Discover、UnionPayブランド)を登録できる。

 7月以降、これに加えて「銀行口座」も登録できるようになる。アカウント単位で対応を進め、遅くとも8月までには全個人アカウントで登録できるようになる見通しだ。

 6月25日現在、対応する金融機関は以下の通り。

  • みずほ銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • りそな銀行
  • 埼玉りそな銀行
  • ゆうちょ銀行
対応金融機関 6月25日時点での対応金融機関
イメージ アカウントへの銀行口座追加のイメージ

全加盟店で口座振替対応 引き落としはリアルタイム

 口座振替による支払いは、PayPalアカウントへのチャージ(入金)を除く全てのPayPal決済で利用できる。支払い方法に「銀行口座」を選択し、支払いを完了すると登録した銀行口座から利用金額が即時に引き落とされる。手数料は無料だ。一定条件のもとで購入代金の返金を受けられる「買い手保護制度」も利用できる。

 返品やキャンセルなどで返金が発生した場合は、アカウントへのチャージで対応する(従来と同様)。銀行口座への直接返金ではないので注意が必要だ。

口座振替 口座振替での支払いでも各種サービスを受けられる

個人アカウントへの「入金」対応も拡充

 PayPalでは、個人アカウントにおける支払いの受け取り(入金)対応も拡充する。

 従来は個人アカウントでの支払い受け取りは原則非対応で、本人確認手続きをして「プレミアアカウント」あるいは「ビジネスアカウント」に変更した場合に限り対応していた(参考リンク)。

 今後、「企業(法人)から個人への支払い」かつ「1回あたり10万円まで」に限り、本人確認手続きなしでパーソナルアカウントでの支払いの受け取りを可能とする。受け取った金額は、PayPalアカウントにチャージされる。

 ただし、以下のいずれかに当てはまる場合は、引き続き本人確認手続きが必要となる。支払い方法として銀行口座を追加した場合、当該銀行とのオンライン連携で本人確認に代えることもできる。

  • 10万円以上の支払いを受ける場合
  • 受け取った支払いを銀行口座に現金として払い出す場合
受け取り対応拡充の概要 パーソナルアカウントにおける支払い受け取りの概要

 個人向けの入金サービスの拡充は、クラウドソーシングを始めとする「個人における資金の受け取りニーズの高まりを受けて」(担当者)行われる。企業向けのペイアウト(出金)サービスも合わせて拡充することで、個人・企業ともに使いやすいサービスを目指す。

利用事例 個人向けの入金機能と企業向けの出金機能を拡充することで、C2C(個人間取り引き)の仲介サービス(写真)やクラウドファンディングなどへの活用を提案

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