シミュレーション上は月額料金が下がることが分かった新プランへの移行。しかし、筆者の家庭では「すぐに新プランへ行くぞ!」とは行きません。
理由は大きく2つあります。
1つは、代表回線と子回線Aに端末購入サポートが適用されていること。端末購入サポートを適用した回線では、その終了前に新プランに移行すると変更すると解除料(違約金)が発生してしまうのです。
解除料は割引額の半額。筆者の場合、代表回線では2万3400円、子回線Aでは3万2100円の解除料がかかります。適用終了が2020年3月末なので、少なくとも4月までは新プランに行けないのです……。
厳密には終了を待たずとも移行はできますが、先述の解除料を払わないといけないので、安くするつもりが高く付くという本末転倒な結果になってしまいます……。
もう1つが、新プランでは子回線利用者の負担額が増える可能性があることです。
筆者の場合、子回線Bと子回線Cは同居していない親が契約しています。新プランへの移行を2020年4月にすると仮定すると、新プランの注意事項などを説明する時間的余裕は十分に。恐らくですが、注意事項“自体”は理解してもらえると思います。
問題はそこではありません。新プランへの移行によって、親(子回線利用者)の金銭的負担が増える可能性があるのです。
現在、ウルトラシェアパック50の月額料金は全額筆者が負担しています。「シェアパック分割請求オプション」を使えば回線数で料金を等分することで子回線に一部負担してもらうこともできますが、シェアグループを組んだ当時はこの仕組みがなく、親に「データ通信料金を一部負担してね」と言うわけにも行かず、そのままにしていました。
しかし、この仕組みのない新プランではそうは行きません。筆者の家族の場合、支払い総額は減り、代表回線の負担も減る一方、親の出費は増えてしまうのです。
代表回線契約者がシェアパックの料金を全額負担している場合は、子回線の契約者に新プランへの移行で負担が増えることを承知してもらわないといけないことは念頭に置かないといけません。
「親(子回線契約者)を説得しないといけない」……と言うと、やや大げさかもしれませんが、「ケータイ代が4割下がる」という一点に世間の期待が集中してしまったことを踏まえると、新料金プランへの移行に伴う説明は、やはり少し骨が折れそうです。
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