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» 2010年09月09日 15時30分 UPDATE

x86サーバ市場で年間シェア1位を目指す:日本HP、3万円台の小型サーバ「HP ProLiant MicroServer」

「HP ProLiant MicroServer」は、拡張性を維持しつつ、省スペース、静音性、求めやすい価格に注力したSOHO向けの小型サーバだ。価格は3万5700円から。

[前橋豪,ITmedia]

HP ProLiantシリーズ最小のx86サーバ

tm_1009proliant_01.jpg 「HP ProLiant MicroServer」

 日本ヒューレット・パッカードは9月9日、SOHOおよび企業部門向けの小型サーバ「HP ProLiant MicroServer」を発表、販売を開始した。同社オンライン直販サイト「HP Directplus/HP Directpartner」の専用モデルとなる。出荷開始日は2010年9月14日、価格は3万5700円からだ。

 HP ProLiantサーバシリーズで最小のタワー型サーバ。本体サイズは210(幅)×260(奥行き)×267(高さ)ミリ、重量は約5.98〜9.6キロ(構成によって異なる)だ。省スペース性に配慮しながら、メモリは最大8Gバイト、HDDは最大8Tバイトまで増設できる。CPUにAMDの低消費電力CPUであるAthlon II Neo N36L(1.3GHz)を採用し、大型のシステムファンを装備することで、騒音レベルは21.4デシベルに抑えた。

 チップセットはAMD RS785E/SB820Mを採用。メモリスロットはPC3-10600EのDDR3 Unbuffered ECC用(800MHzで動作)を2基、ドライブベイはSerial ATA HDD用の3.5インチベイを4基と光学ドライブ用の5インチベイを1基、拡張スロットはPCI Express Gen.2.0 x16および同 x1を各1基備える。オンボードのSerial ATAコントローラ(RAID 0/1に対応)に加えて、eSATAポートを用意。合計7基のUSB 2.0ポート、1000BASE-T対応の有線LANも装備する。電源ユニットは200ワット(効率85%以上)だ。

 3万5700円の標準構成では1Gバイトメモリ、160GバイトHDDを搭載。OSは非搭載で、Windows Server、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)に対応する。オプションにはDVD-RWドライブや、遠隔地からの管理が可能になるリモートアクセスカードを用意している。

tm_1009proliant_02.jpg 前面の上部に4基のUSB 2.0、光学ドライブ用の5インチベイを用意
tm_1009proliant_03.jpg 前面のドアを開けると、4基の3.5インチベイにアクセスできる。
tm_1009proliant_04.jpg 背面に大型のファン、eSATA、有線LAN、2基のUSB 2.0などを配置

日本市場の要望にマッチしたMicroServerでシェア1位へ

tm_1009proliant_05.jpg 宮本義敬氏

 同日都内にて開催された製品発表会では、最初にエンタープライズストレージ・サーバー・ネットワーク事業統括 インタストリースタンダードサーバー事業本部 事業企画部 マネージャーの宮本義敬氏が登壇し、日本HPのエントリータワー型サーバ事業について説明した。

 宮本氏は、国内のx86サーバ市場について「ワールドワイドに比べて、エントリークラスの1Pタワー型が占める割合が32%と非常に大きいため、ここを制するものが市場を制するといっても過言ではない」と分析。HP ProLiant MicroServerを中堅・中小規模の企業に訴求するための戦略製品と位置付け、「日本の顧客から要望を受け、省スペース、静音性、求めやすい価格の3点を追求した。このラインアップ強化により、2010年度は国内のx86サーバ市場において念願の年間1位を狙いたい」と新製品への意気込みを語った。価格を抑えるため、開発面だけでなく、物流の合理化なども精査したという。

tm_1009proliant_06.jpg 国内x86サーバ市場の動向
tm_1009proliant_07.jpg 国内ではエントリータワー型サーバの比率が高い
tm_1009proliant_08.jpg 日本の顧客からの要望に応え、省スペース、静音性、求めやすい価格の3点を追求した

tm_1009proliant_09.jpg 小川竜司氏

 続いて登壇したエンタープライズストレージ・サーバー・ネットワーク事業統括 インタストリースタンダードサーバー事業本部 製品企画部の小川竜司氏は、HP ProLiant MicroServerの特徴について説明。

 日本のオフィスにおけるサーバへの要望として、予算、スペース、音量、拡張性といった項目を挙げたうえで、「これらすべてをバランスよく実現したサーバは存在しなかった。HP ProLiant MicroServerであれば、これらがすべて満たせる」と、新製品のコストパフォーマンスに自信を見せた。

tm_1009proliant_10.jpg 日本のオフィスにおけるサーバへの要望。予算、スペース、音量、拡張性といった問題が挙げられた
tm_1009proliant_11.jpg HP ProLiantタワー型サーバの製品群。上位にML310 G5p、ML110 G6をラインアップする
tm_1009proliant_12.jpg 他社のサーバと比較した場合、価格、拡張性、静音性がいずれも高いとアピール(日本HPによる同等構成での試算)

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