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» 2011年04月07日 16時31分 UPDATE

なんだか“ちっこい”ヤツを試してみよう:マウスとトラックボールを、ムリヤリ“合体”──「トラックボール付きマウス」を握ってみた

マウスとトラックボールが「合体」するとどうなるか。上海問屋「トラックボール付きマウス」の使い勝手を検証する。

[井上翔(K-MAX),ITmedia]

カタチは微妙だが、グリップスタイルで使うトラックボール操作がなかなかイイぞ

photo 上海問屋「トラックボール付きマウス」。価格は1999円(税込み)

 トラックボール。熱狂的なファンはいるが、昨今の外付けのポインティングデバイスとなるとその多くがマウスを選択することだろう。

 というわけで、マウスは多くの人がその操作に慣れていると思うので、さほど不便を感じてはいない傾向もあるわけだが、操作するために机上にそれなりのスペースとある程度の平面が必要で、書類などが散乱した机などで少し扱いにくいデメリットはある。半面、トラックボールはマウスほどのスペースが必要なく、シュパッとボールをはじくとスパーンとカーソルがすっ飛んでいく爽快感があるのを忘れてはならない。

 そんなもどかしいジレンマを解決する方法、それは「合体」だ。マウスとしてもトラックボールとしても使える機能をこのさい一緒にしてしまえ──と、なぜか生まれてしまったのが上海問屋「トラックボール付きマウス」(DN-HDHLD)だ。価格は1999円(税込み、送料別)である。

 そんなトラックボール付きマウス、遠目で見ると何だか犬のう……もとい、“かりんとう”のような妙にぼこぼこした黒い形状をしている。本体サイズは105(幅)×63(奥行き)×45(高さ)ミリで、手のひらにすっぽり収まり、握りやすいサイズとなっている。PCにUSB接続すると(ドライバなしで)普通のUSB入力デバイスとして認識する。対応OSはWindows 7/Vista/XPとあるが、USBマウスが普通に使えるMac OS Xなどでも使用できると思われる。


photophoto 普通に机上で使うマウス操作スタイル(左)、握って縦向きで使うトラックボール操作スタイル(右)

 本体には平行移動とボール操作、2系統の操作を受け付ける分解能800dpiの光学センサーがある。机に置くと底面のセンサーで動作を認識する普通のマウス操作スタイルで、そのまま持ち上げて90度時計回りに手首をひねると……親指で赤いボールを操作するトラックボール操作スタイルに変化する。机に置くとかりんとう風だが、その形状は、縦に構えると握りやすいグリップ型のデザインを横にしていただけだったことが分かる。

 さて、分解能800dpiの光学センサーということで、マウスとしての操作性はひと昔前の同等性能を持つ光学式マウスとほぼ同じで、ガラス面やツヤのある真っ白な机では操作できない。でも心配いらない。さっとトラックボールモードに握り替えてボールをクリクリ回せばよいからだ。

 よくあるマウスとはスクロールホイールの位置がかなり違う。ホイールはボールの下部、右手で操作するマウスモードだと親指の位置にある。でも心配いらない。さっとトラックボールモードに握り替えてホイールをクリクリ回せばよいからだ。



photo スクロールホイールはトラックボール操作スタイルで使いやすい

 残念なのはUSB有線式であること、そして左手での操作が意識されていない点だ。一応、ケーブル長は180センチとよくある有線マウスより長めなので、PC画面の内容を視認できる範囲で困ることはなかったわけだが、(やや時代遅れだが)27MHz帯でもよいのでワイヤレス仕様にしてくれるとより快適に「びろーんとした体勢」で使える可能性が高まる。まぁ、サイズや重量はさほど変えず、10メートルほどの範囲で使える2.4GHz帯かBluetoothを採用してくれれば言うことはない。

 ともあれトラックボール操作スタイルは、ぜひ「びろーんとした体勢」でリラックスして使ってほしい。業務用として会社で使うのを止めはしないが、プライベートルームでのほどよく気を抜いた“オフ状態”で、可能であればおやつをポリポリ食べながら使うのが心地よい。

 蛇足だが、PCに接続するマウス機器は1台でなければならない、わけではない。普段使うマウス以外に、「びろーん体勢」用に本機を1台PCにぶら下げておくのも悪くないと思うのだ。


今回の出費  
トラックボール付きマウス 1999円
おやつ(黒かりんとう) 1袋200円くらい



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