メガソフトは7月15日、高機能テキストエディタ「MIFES 9」のパッケージ版を発売した。今回のバージョンアップでは、データファイルの編集機能や検索/置換/grep(グローバル検索)機能の強化に加え、新たなライセンス形態を取り入れるなど、ユーザーの使用形態の変化に合わせた新機能を追加した。
各種テキストファイルのほか、プログラムコード、バイナリファイルなどの編集が可能で、大容量ファイルを開く際の読み込みスピードや安定性を特徴とする。Webサーバのログデータの集計や、データベースの編集に向く。
MIFES 9では、CSVやTSVデータを見やすく表示し、編集が可能なCSVモードを搭載する。セル形式を導入し、指定列内の検索や置き換え、ソートなど表計算ソフトと同様の機能を備える。バージョン管理システム「Subversion」と「Visual SourceSafe」のクライアント操作をMIFES上から行える、という連携機能も搭載し、共同編集作業に対応した。
検索や置換機能の強化については、検索・置換文字列が複数行表示や、Perl言語タイプの正規表現に対応した。また、フォルダ全体のファイルの文字列を検索できるグローバル検索の機能も強化し、検索文字列を3つ、検索対象のフォルダーを5つまで指定可能とした。
このほかにも、USBメモリにソフトをインストールできたり、1ライセンスで2台のPCにインストールが可能となるなど、さまざまな仕様の変更がなされている。対応OSは、Windows 7/Vista/XP/Server 2008/Server 2003。価格はパッケージ版が1万4700円(税込み、以下同)ダウンロード版が1万2600円と、従来に比べ半額程度に抑えられている。
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