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» 2012年01月31日 14時01分 UPDATE

イマドキのイタモノ:Radeon HD 7950の“ほどよいバランス”を確かめる (1/2)

Tahiti世代の「Radeon HD 7950」が登場。“弟分”ゆえ、性能と消費電力、価格のバランスが気になるところ。ベンチマークテストの“意外な結果”も注目だ。

[石川ひさよし,ITmedia]

ストリームプロセッサは1792基。動作クロックもひかえめに

 AMDから「Radeon HD 7950」が発表された。2011年12月にリリースされた「Radeon HD 7970」の下位モデルに位置するモデルで、アーキテクチャ的には同じ“Tahiti”を採用する。Radeon HD 6970に対するRadeon HD 6950と同じポジションといえる。

kn_rd7950_01.jpg Radeon HD 7950を搭載するリファレンスデザインのグラフィックスカード。その姿はRadeon HD 7970とほとんど変わらない

型番 GeForce GTX 580 Radeon HD 7970 Radeon HD 7950 Radeon HD 6970 Radeon HD 6950
コードネーム GF110 Tahiti Tahiti Cayman Cayman
SIMD 16(SM) 32 28 24 22
ストリームプロセッサ数 512(CUDA Core) 2048 1792 1536 1408
テクスチャユニット 64 128 112 96 88
ROPユニット 48 32 32 32 32
GPUコアクロック 772 925 800 880 800
メモリクロック 1002 1375 1250 1375 1250
メモリタイプ GDDR5 GDDR5 GDDR5 GDDR5 GDDR5
メモリ接続バス幅 384 384 384 256 256
メモリ容量 1536 3072 3072 2048 2048
補助電源レイアウト 8+6 8+6 6+6 8+6 6+6
DirectXサポート 11 11.1 11.1 11 11
PCI Express 2 3 3 2.1 2.1
プロセスルール 40ナノメートル 28ナノメートル 28ナノメートル 40ナノメートル 40ナノメートル

 Radeon HD 7950は、Radeon HD 7970と同じダイを用い、ストリームプロセッサ数を1792基に、コアクロックを800MHzに、メモリの転送レートを5Gbps相当に抑えている。Radeon HD 7950もGraphics Core Nextを導入するが、テクスチャユニットの数は112基となっている点も異なる。

 なお、Radeon HD 7970でメモリバス幅が384ビットに拡大されたが、Radeon HD 7950では、公開されたスペック表に記載がない。ただ、メモリクロックが5Gbps、帯域が240Gバイト/秒という点から384ビットという答えが導き出される。GeForce GTX 580とGeForce GTX 570が、それぞれ384ビットと320ビットとメモリバス幅を変えていたのとは対照的だ。

kn_rd7950_02.jpgkn_rd7950_03.jpg Radeon HD 7950の仕様をGPU-ZとCatalyst Control Centerで確認する。GPU-Zでもメモリバス幅が384ビットと表示されている

 カード長は、Radeon HD 7970と同じ、そして、ハイエンドカードで一般的な28センチサイズだ。評価機材で分解作業が禁止されていたため、GPU実装側の基板状況は確認できないが、基板裏面から見た限り、レイアウトはRadeon HD 7970と共通であるようだ。評価で使ったリファレンスデザインのクーラーユニットも外観は同じだ。

kn_rd7950_04.jpgkn_rd7950_05.jpg カード長は実測で約28センチ。基板裏面を見るかぎり、レイアウトはRadeon HD 7970と同じだ

 外部電源コネクタは6ピン2基の構成だ。Radeon HD 7970が8ピン+6ピンの構成だったので、これも、Radeon HD 6970とRadeon HD 6950の関係と同様だが、Radeon HD 7950の仕様では、最大消費電力が200ワットとされており、8ピン+6ピン構成だったRadeon HD 6970の190ワットを上回ることになる。ただ、AMDの消費電力表記は世代ごとに扱いが変わるため、同じものとして比較するのは難しい。この点はベンチマークテストで明らかにする必要があるだろう。

 映像出力インタフェースのレイアウトは、Radeon HD 7970と同じで、DVIとHDMI、そして、Mini DisplayPortが2基の構成になる。CrossFireX用のエッジ端子は2基備える。

kn_rd7950_06.jpgkn_rd7950_07.jpgkn_rd7950_08.jpg 補助電源コネクタは6ピン+6ピン(写真=左)。映像出力インタフェースの構成はRadeon HD 7970と同じだ(写真=中央)。CrossFireXコネクタも2基備える(写真=右)

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