ThinkPad X1 Hybridの“Hybridなところ”を試すレノボもユーザー次第といっていました(1/2 ページ)

» 2012年04月04日 12時00分 公開
[長浜和也(撮影:矢野渉),ITmedia]

そのボディはThinkPad X1と変わらない

 ThinkPad X1 Hybridは、その名前が示すようにThinkPad X1のボディにARMとAndroid……、いや、LinuxベースにレノボがカスタマイズしたというOSを実装したモジュールを搭載したノートPCだ。ThinkPad X1が搭載するCore iシリーズとWindows 7を基幹とするプラットフォームと、Mini PCI Expressスロットに差したモジュールに実装するARMとLinuxベースOSを基幹とするプラットフォームが、従来のThinkPad X1と同じボディに同居して、ユーザーの必要に応じて使い分ける。

 そのノートPCとしての仕様、インタフェースの配列とその使い勝手、液晶ディスプレイのサイズと解像度、アイソレーションタイプで6段配列を採用したキーボード、下に向いた斜面に配置した側面インタフェースと主要なインタフェースを背面にまとめた使いにくさ、そして、凹形状のキャップトップを用いたトラックポイントの使い勝手など、ノートPCとしての評価もそのまま受け継いでいる。

ボディは、すでに登場しているThinkPad X1と変わらない。デザインを優先した薄いボディにTDP 35ワットクラスのCPUを搭載できる冷却機構、ゴリラガラスとRollcageによる強度確保など、相反する条件を両立させるべく多彩な工夫を施している

13.3型ワイド液晶ディスプレイは解像度が1366×768ドットと、このサイズのディスプレイでは標準的な解像度だが、ベゼルの余白を見ると14型クラスのディスプレイと1600×900ドットの解像度がほしくなるかもしれない(写真=左)。キーボードもThinkPad Edgeシリーズを思わせるアイソレーションタイプの6段配列だ。機能キーの種類と配列もThinkPad X1そのままで、IMM切り替えの専用ボタンは備えない(写真=右)

本体に用意したインタフェースも変わらない。斜めになった側面も同様だ。正面にはインタフェースを設けず(写真=左)、背面に有線LAN、USB 3.0、HDMI、Mini DisplayPort、eSATA(USB 2.0兼用)、いまだ対応モデルが登場しないSIMカードスロットを集中して配備する(写真=右)

左側面はヘッドセット端子とUSB 2.0を備え(写真=左)、右側面には無線接続のオン/オフスイッチと4-in-1メディアカードリーダーを搭載する。下に向いた斜面にカバーを設けているだけに、ケーブルをつないだり、メディアカードを挿入するのは面倒だ(写真=右)

 システム構成も、ThinkPad X1とThinkPad X1 Hybridはほとんど変わらない。日本市場で扱っているモデルの構成は、Sandy Bridge世代のCore i5-2520M(2.5GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.2GHz)と4Gバイトのシステムメモリ、データストレージにSSDを採用したパフォーマンスは、2011年の5月に評価したThinkPad X1とほとんど同じになった(ただし、SSDは、Intelの160Gバイトデバイスから東芝の128Gバイトデバイスに変わった)。

レノボは、ThinkPad X1もThinkPad X1 HybridもUltrabookのカテゴリーに入れていないが、そのデザインはUltrabookに準じている。そのためかどうかは定かでないが、バッテリーも交換できずメモリも増設できない

ベンチマークテスト項目 ThinkPad X1 Hybrid
PCMark7 PCMarks 3505
lightweight 3447
productivity 2988
creativity 5868
entertainment 2632
computation 7896
system_storage 4113
PCMarkVantage PCMarks 11572
memories 6237
TV and Movies 4694
Gaming 7701
Music 14074
Communications 12749
Productivity 13353
HDD 25043
CrystalDiskMark3.0 1000M:Read Seq 198.1
512K 180.3
4K 17.68
4K QD32 19.73
1000M:Write Seq 184.6
512K 147.8
4K 33.67
4K QD32 30.29
CINEBENCH R11.5 OpenGL 8.88
CPU Multi 2.78
CPU Single 1.21
CINEBENCH R10 CPU Single 4968
CPU Multi 10666
3DMarkVantage Entry 8784
Professional 1777
3DMark06 3DMarks 3717
CPU 3533

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