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» 2012年04月12日 09時00分 UPDATE

シンプルだから使いやすい:省スペースで安価なPOWEREXのスリムケースを試す (1/2)

ノートPCの人気は高いが、拡張性ではデスクトップPCが上。でも、スリムPCケースはどうだろうか? POWEREXのスリムタワーケース2製品で確認しよう。

[長畑利博(撮影:矢野渉),ITmedia]

単純だから使いやすいMini-ITX「VTC-300IT/US3」

 「VTC-300IT/US3」は、マザーボードの中で最もコンパクトなMini-ITXフォームファクタに対応するスリムタワーPCケースだ。PCケース自体も88(幅)×268(高さ)×315(奥行き)ミリとコンパクトに収まっている。A4のファイルケースより若干大きい程度のサイズだ。縦置き用のスタンドも標準で付属する。

 POWEREXブランドの製品に共通する低く抑えた価格とフロントパネルへのUSB3.0搭載も共通する。フロントのカバーを開けると、内部に2基のUSB 3.0とサウンドコネクタが現れる。USBケーブルをPCケース内部に通してマザーボード背面のUSB 3.0に接続する。

 フロントのオープンベイは、スリムタイプの光学ドライブ専用だ。シャドウベイは1基で、2.5インチと3.5インチが共用となる。これらのベイと搭載するドライブを固定する金具は一体となっており、PCケースのサイドカバーを開けると簡単にアクセスできる。3.5インチHDDのネジ止めはサイドから、2.5インチSSDは背面で固定する構造だ。

 PCケース内部へは、本体背面の手回しネジ2個を取って、サイトカバーを外してアクセスする。マザーボードの取り付けはやりやすい。ケースのクーラーファンは6センチ角タイプをサイド側(縦置き時に天板)に1基用意する。このサイズのファンは回転数重視で“うるさい”ものが多いが、付属するファンは回転数3100rpmと高いにもかかわらず動作音は静かで、静音PCとしても十分利用できるレベルだ。なお、PCケースがコンパクトなだけに、CPUクーラーユニットは、背の低いものしか搭載できない。リテール品、もしくは同等の高さ5センチ前後の“薄い”クーラーユニットを用意する必要がある。

 VTC-300IT/US3には電源ユニットも付属する。定格出力300ワット、PCの主要なバーツを動作させるのに必要不可欠な+12ボルト出力が17アンペアあるモデルで、よほど無理なパーツ構成にしなければ余裕がある。電源ユニットに用意するコネクタは、ATX20+4ピンが1基、ATX12Vの4ピンが1基、ペリフェラルが2基(そのうち1基は冷却ファンで使用済み)、Serial ATAが2基という構成と、このクラスの製品としてはそれなりの拡張性だ。なお、付属品にはSerial ATAコネクタの電源一体型ケーブルも付属する。

kn_pwrx2_01.jpgkn_pwrx2_02.jpgkn_pwrx2_03.jpg PCケース本体は、A4のファイルケースより若干大きいサイズ。縦置き用のスタンドも付属する(写真=左)。光学ドライブはスリムタイプ専用。スロットイン方式の光学ドライブには適していない。フロントカバーをプッシュするとUSBやサウンド関連端子にアクセスできる(写真=中央)。フロントパネル用のUSBケーブルは、ブランクのポートを通してマザーボードに接続する。拡張スロット用のブラケットはロープロファイル対応を1基備える(写真=右)

kn_pwrx2_04.jpgkn_pwrx2_05.jpgkn_pwrx2_06.jpg サイドパネルにCPUクーラーユニット用の排気口を用意する。背面側の手回しネジを2個取るとサイドパネルを外せる(写真=左)。PCケース内部はシンプルなレイアウトだ。フロント側のドライブベイは簡単に取り外せるため、マザーボードの設置は簡単だ(写真=中央)。スリムタイプのドライブベイとシャドウベイは一体化している(写真=右、評価者撮影)

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