Neutron GTX「CSSD-N240GBGTX-BK」とNeutron「CSSD-N240GB3-BK」の性能検証で用いたシステム構成は、PLEXTOR「M5 Pro」の性能検証とそろえている。ベンチマークテストも、いつもと同じく「CrystalDiskMark v3.0.1C」、「HD Tune Pro 5.00」、「AS SSD Benchmark」で測定した。接続設定はすべてAHCIモードで、各製品はSerial ATA 6Gbpsポートに接続している。
テストに用いたシステム構成 | |
---|---|
CPU | Core i7-3770K(3.5GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.9GHz) |
マザーボード | ASUS P8Z77-V(Intel Z77 Express チップセット) |
メモリ | Corsair Memory CMX4GX3M2A1600C9 PC3-12800(DDR3 1600MHz DDR3 SDRAM 2Gバイト×2枚) |
システムSSD | Intel SSD 330(容量128Gバイト) |
OS | 64ビット版 Windows 7 Ultimate SP1 |
CrystalDiskMark v3.0.1Cは、デフォルトの「ランダムデータ」と「0」連続して書き込む「0Fill」を測定し、書き込みデータは1000Mバイトと4000Mバイトで行っている。データシートでは、シーケンシャルリードが最大555Mバイト/秒となっているが、測定結果は両製品ともこの数値には届かない。上位モデルの「CSSD-N240GBGTX-BK」が1000MBランダム比較で439.9Mバイト/秒であるのに対して、下位モデルの「CSSD-N240GB3-BK」が447.9Mバイト/秒と高い値を出している。
シーケンシャルライトについてもデータシートほどではないものの大きな差が出ている。特に「CSSD-N240GBGTX-BK」は、現状最速モデルであったM5 Proよりも4KBや4K QD32のランダム書き込みなどで上回っている。これがコントローラの仕様なのか現時点でのファームウェアのチューニングの影響なのかは不明だが、書き込み速度に特化した性能を持った製品といえるだろう。
データ8Mバイトのシーケンシャルリードは、両製品ともCrystalDiskMark v3.0.1Cと異なり、510Mバイト/秒を超える高い値が出ている。シーケンシャルライトでは、CrystalDiskMark v3.0.1Cとの差が少ない。しかし、8Mバイトのシーケンシャルライトで「CSSD-N240GB3-BK」が最大444.3Mバイト/秒、最小135.1Mバイト/秒なのにたいして、「CSSD-N240GB3-BK」では最大337.4Mバイト/秒、最小72.2Mバイト/秒と、最大値と最小値の転送速度の差が非常に大きくなっている。Random AccessもM5 Proの結果に並ぶ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.