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» 2012年10月02日 00時00分 公開

古田雄介のアキバPickUp!:「AMDはコレが売れないとね」――Trinityお披露目の「秋のAMD祭り」リポート (1/2)

日本AMDが約1年ぶりに単独のユーザーイベントを開催。主役は発売直前の新世代APU「Trinity」。イベント会場は来場者もメーカーも「期待」の言葉に包まれていた。

[古田雄介(ぜせ),ITmedia]

「予想以上にたくさんの方に来場してもらっています」――Trinityに好感触

フェイス秋葉原本店の隣にある、アキバナビスペースで開催

 9月29日、イベント会場「アキバナビスペース」で日本AMDのユーザーイベント「秋のAMD祭り 〜新世代APU発売(前)記念イベント〜」が開かれた。主役はタイトルにある“新世代APU”こと「Trinity」。会場には対応するSocket FM2を搭載した各社のマザーボードが多数並べられていた。

 日本AMD単独で行うアキバのユーザーイベントは、2011年11月にカフェソラーレ リナックスカフェ秋葉原で行われた「AMD 秋のFX祭り」以来となる。今回も前回と同じく主役モデルが発売される前のイベントとなるが、来場したユーザーの期待値は1年前よりも上との声も聞いた。イベントスタッフは「FX-8150は登場が遅れに遅れた背景がありましたが、今回は告知してスッとデビューするスマートな流れになります。もともとAPUは評判がいいこともあり、ポジティブな反響を強く感じます」と語る。

会場の様子。細長いイベントスペースは、奥まで通り抜けできるように開かれていた(写真=左)。壁一面に各社のTrinity対応マザーが並ぶ構成(写真=中央)。会場奥にステージがあり、日本AMDや協賛メーカーのセッションが行われた(写真=右)

AMDのキャラクター「愛真田 心」姿のコンパニオンが花を添える(写真=左)。AMD Aシリーズのロゴを刻印したコルクコースターを会場で製造。1日で1000枚近く作ったという(写真=右)

「CPUで25%%、GPUで40%……それ以上の性能アップも」――森本竜英氏の解説

Trinityのラインアップ。Radeon HD 7660Dを搭載する4コアAPU「A10-5800K」が最上位となる

 Trinityは、GPUにRadeon HD 7000シリーズを採用した新型APUで、CPUは現行の「Llano」と同じく2コアと4コア構成となる。Llanoからは消費電力単位の性能が2倍に引き上げられており、A8シリーズの上位に「A10」を加えるなど、ラインアップも拡充されている。従来のSocket FM1とは互換性がなく、同時に発売されるSocket FM2を搭載したマザーと組み合わせることになる。

 ステージでTrinityを解説したのは森本竜英氏。まずは、Llanoからの性能向上について「シートにCPUで最大25%、GPUで最大40%の性能向上とありますが、実際はそれ以上のパフォーマンスアップも期待できるほどです」と著しい進化をアピール。互換性のないソケットに移行することについては「いまはまだ明かせませんが、Trinityの次の世代でも使えることが決まっています。先を見据えた変更ということで見てもらえれば」と、ロードマップを踏まえて弁明していた。

AMDイベントの「紳士」として親しまれた森本氏。日本AMDスタッフとしてのユーザーイベントは1年半ぶりという(写真=左/中央)。LlanoからTrinityへの進化を説明(写真=右)

 新APUの販売価格については、「10月2日まで明かせませんが、最上位のA10-5800Kの価格はいくらだと思いますか?」と来場者に予想させるかたちで大枠を教えてくれた。「2万円と思う人、1万8000円と思う人……たくさんいらっしゃいますね。その予想を大きく裏切れると思います」とのことで、1万円台半ばで売られる可能性が高そうだ。

新しいSocket FM2は次々世代まで使える息の長いソケットになる(写真=左)。Photoshop CS6のエフェクト機能でTrinityのGPUの能力を示すデモを実施。GPUの処理をオフにすると、写真全体に歪み加工を施す際はコマ送り状態になるが、GPU処理を有効にするだけで断然滑らかにエフェクトがかけられる(写真=中央/右)

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