PCゲームのプロ化を推進――「第4回 eスポーツ JAPAN CUP」イベントリポート大会協賛でメーカーの知名度向上も

» 2013年01月21日 16時00分 公開
[池田憲弘,ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

「eスポーツ」のプロ化を目指す競技大会

photo 第4回 eスポーツ JAPAN CUPは、原宿クエストホールで開催された。ステージでは、試合の実況と解説が行われた

 PCゲームやビデオゲームの競技大会「第4回 eスポーツ JAPAN CUP」が1月19日、20日に東京・原宿クエストホールで開催された。

 eスポーツ(エレクトロニック・スポーツ)は複数のプレイヤーで対戦するPCゲームやビデオゲーム競技の総称。eスポーツ JAPAN CUPは、日本各地にあるeスポーツチームの対抗戦だ。「鉄拳タッグトーナメント2」「FIFA 13 ワールドクラスサッカー」「STAR CRAFT II」の3タイトルで成績を競う。欧米やアジア各国にならい、日本でもeスポーツのプロリーグを発足することを目標としている。

 メインステージには、大画面のスクリーンを設置し、各ゲームタイトルの試合を実況付きで解説する。選手へのインタビューや、ゲーム開発者へのインタビューも行われるなど、会場には大会参加者のほか、観戦に訪れたユーザーも多い。「鉄拳タッグトーナメント2」では、ゲームの勝敗が決まると大きな拍手が起こるなど、イベントは終始盛り上がった。

 イベントの様子は、Ustreamやニコニコ生放送で中継された。特にニコニコ生放送では、動画の視聴者(のべ人数)が5万人を超えるなど、注目されたようだ。

photophotophoto 鉄拳タッグトーナメント2の試合では、勝敗が決まるたびに大きな拍手が起こった(写真=左)。アイドルグループ「バクステ外神田一丁目」のライブも行われた(写真=中央)。STAR CRAFT II予選会の様子。試合中はマウスとキーボードの操作で、プレイヤーの両手の動きが止まることはなかった(写真=右)
photophoto 会場では、当日の飛び入り参加が可能な「eスポーツ JAPAN OPEN」も開催していた。ゲームタイトルは「鉄拳タッグトーナメント2」。23人の参加者が集まり、トーナメントが行われた

「ハイスペックなゲーミングPCの需要は、競技性があってこそ」

photo マウスコンピューター コンシューマ営業統括部 コンシューママーケティング室 主任の杉澤竜也氏

 第4回 eスポーツ JAPAN CUPは、多くのPC関連メーカーも協賛し、大会に機材を貸し出している。液晶ディスプレイはLGエレクトロニクス、マウスやマウスパッドはRazerやマッドキャッツといった具合だ。ブルーライトをカットするメガネ「JINS PC」を販売するジェイアイエヌも、公式アイウエアとしてJINS PCを提供している。

 PC本体はゲーミングPC「G-tune」ブランドを展開するマウスコンピューターが協賛した。G-tuneブランドのPCは、PCゲーム大会に展示機を貸すことはあったが、大会用として大規模に機材を貸し出すのは初めてだという。「大会用に貸し出すとなると、1台1台すべてスペックをそろえる必要があるので、コストはかさむ。大会の主催者からオファーを受けてから、提供まで3カ月ほどかかった」(マウスコンピューター コンシューマ営業統括部 コンシューママーケティング室 主任 杉澤竜也氏)

 それでも、大会への機材貸し出しの効果は大きいと杉澤氏は語る。「2012年12月に大会機材と同じ仕様のPCを発売したが、驚くほど売れ行きが伸びた。弊社の顧客は30代以上が中心だが、PCゲームの著名なプレイヤーは20代前半の方が多い。若年層へのアプローチにも有効だと思う」(杉澤氏)。G-tuneのWebサイト内に、STAR CRAFT IIのプレイヤーによる製品レビューを掲載するといった施策も行っている。

 「最近はスマートフォンのアプリやブラウザゲームにゲーム人口が流れているように感じる。eスポーツのプロ化がPCゲームの知名度向上につながってくれればと思う。ハイスペックな機材を求めるのも、ゲームに競技性があってこそだ」と杉澤氏はeスポーツの普及に期待を寄せた。

photophotophoto 協賛企業の一覧。G-tune、LG、Razer、マッドキャッツのほか、ホリはゲームパッドを提供している(写真=左)。マウスコンピューターが大会に提供したPC。同じ仕様のPCを「NEXTGEAR i620GA6-ESJC」シリーズとして販売している(写真=中央)。ゲームに使用していたディスプレイはLGエレクトロニクスの「D2342」だ(写真=右)

【FIFA 13 ワールドクラスサッカー】(c)2012 Electronic Arts Inc. EA, EA SPORTS, and the EA SPORTS logo are trademarks of Electronic Arts Inc. Official FIFA licensed product. "(c)The FIFA name and OLP Logo are copyright or trademark protected by FIFA. All rights reserved." Manufactured under license by Electronic Arts Inc. The Premier League Logo (c)The Football Association Premier League Limited 2006. The Premier League Logo is a trade mark of the Football Association Premier League Limited which is registered in the UK and other jurisdictions. The Premier League Club logos are copyright works and registered trademarks of the respective Clubs. All are used with the kind permission of their respective owners. Manufactured under license from the Football Association Premier League Limited. No association with nor endorsement of this product by any player is intended or implied by the license granted by the Football Association Premier League Limited to Electronic Arts. All other trademarks are the property of their respective owners.

【鉄拳タッグトーナメント2】(c)2012 NAMCO BANDAI Games Inc.

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月13日 更新
  1. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  2. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  3. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
  4. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
  5. 3万円超でも納得の完成度 VIA対応の薄型メカニカルキーボード「AirOne Pro」を試す キータッチと携帯性を妥協したくない人向け (2026年03月12日)
  6. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  7. エンスージアスト向けCPU「Core Ultra 200S Plus」登場 Eコア増量+メモリアクセス高速化+バイナリ最適化でパフォーマンス向上 (2026年03月11日)
  8. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
  9. 高音質・良好な装着感・バッテリー交換式――JBLのフラッグシップ「Quantum 950 WIRELESS」は妥協なきヘッドセットか (2026年03月12日)
  10. M5 Max搭載「14インチMacBook Pro」がワークステーションを過去にする 80万円超の“最強”モバイル AI PCを試す (2026年03月13日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年