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» 2013年03月04日 05時00分 UPDATE

CeBIT 2013:フランクフルトの空港でSIMを買う ──CeBIT 2013 前前日リポート (1/2)

前週のバルセロナに続いて欧州イベントウィーク後半戦がまもなく始まる。PC USER取材班も無事ドイツに到着した。ここまで、なにごともなくいたって順調。

[長浜和也,ITmedia]

Haswellの姿が見えてくるか?

 2013年3月5日(現地時間)から、ドイツのハノーバーで「CeBIT 2013」が始まる。コンシューマー向けの製品が主役となるInternational CESやCOMPUTEX TAIPEIを異なり、CeBITは欧州メーカーをはじめとする「総合IT技術見本市」という性格ゆえに、PC USERとしては扱うことが少ない企業の大規模基幹システム関連製品や、金融、研究機関、製造業などを対象にした“超高額”製品の展示が多い。

 といいつつ、自作PCユーザーにとっては、COMPUTEX TAIPEIの前に行う国際的な大規模イベントとして、その年に登場するインテルの新しいプラットフォームに対応したチップセットを搭載する開発中のマザーボードを初めて公開するのが最近の流れになっている。

 CeBIT 2011では、Intel Z68 Expressチップセットの概要をインテルが初めて公開し、マザーボードベンダーのブースではこの未発表チップセットを搭載したマザーボードが大量に登場した。CeBIT 2012でも、インテルがIvy Bridgeの追加情報を公開したほか、マザーボードベンダーはIvy Bridgeに対応するIntel Z77 Expressチップセット搭載の未発表マザーボードを展示した。

 CeBIT 2013でも、“Haswell”に関する動向が気になるところだ。モバイル向けのプラットフォーム開発が先行しているとの情報もあるインテルの次期主力CPUについて、インテルは新たな情報を公開し、マザーボードベンダーはCOMPUTEX TAIPEI 2013を目指して開発を進めている新世代モデルを展示するだろうか。そのインテルは、説明会のほかに技術動向を解説するブリーフィングもCeBIT 2013で予定している。

 その、モバイル向けプラットフォームについては、台湾PCベンダーの動きに注目したい。特にAcerはCeBIT 2013でも関係者向けのプレゼンテーションを行う。欧州市場に向けた内容であるが、例年、ノートPCやUltrabook、モバイルデバイスの開発スケジュールを明らかにするので、今回も2013年における製品情報がいち早く分かる可能性もある。

kn_cebitzenzen_01.jpg 今回の取材も、ハンブルク中央駅からICEに乗り込んでハノーバーに通って行うことになった

空港なら土日でもプリペイドSIMカードが買えます

 PC USERでは、2013年における製品の具体的な姿が見えてくるCeBIT 2013の情報を現地から連日報告する予定だ。海外取材といえば、現地のモバイルデータ通信で使うプリペイドSIMカードの調達が最初の仕事となる。CeBIT 2012では、到着が土曜の深夜となって日曜日はすべてのキャリアショップが休みで購入できず、結局月曜日までモバイルデータ通信を利用できなかった。

 今回は、土日でもショップが開いている「空港」で調達することにした。日本からドイツの地方都市に向かう場合、欧州のハブ空港となるオランダのアムステルダム、または、利用する航空会社によってパリやウィーン、ロンドンと、ドイツ以外の国を経由して向かう場合が多い。しかし、ドイツ以外の国の空港でプリベイドSIMを用意すると、ドイツ国内のデータ通信がローミング扱いとなって手続きとコストがややこしいことになる。やはり、ドイツで使うならドイツでプリベイドSIMを購入したい。となると、一番いいのがフランクフルトの空港経由となる。

 ここも欧州ハブ空港の1つで、利用する乗客も多く、公式個人を含めて情報も多い。プリベイドSIMカードの購入に関連した情報では、O2のショップがフランクフルト空港内にあるという。しかし、これは、フランクフルトが最終目的地で入国ゲートを出た後にいけるエリアにあるらしく、PC USER取材班のように乗り継ぎ便を利用する乗客が使えるエリアにはない。

 乗り継ぎ便エリアには、「PHOTAIR ELECTRONICS」というデジタル関連製品を扱うショップがあるが、ここで取り扱っているプリベイドSIMカードはe-plusのMVNO「blauworld」だけだ。価格は39.99ユーロで、7.5ユーロ分の利用権とアクティベート後にユーザーが追加できる2.5ユーロ分の利用権がついている。

 blauworldは、プリペイドSIMカード向けの利用プランを4種類用意しており、データ通信専用では、30日有効7.9ユーロで利用データ容量250Mバイトの「Handy-Surf-Flat 250MB」と、30日有効9.9ユーロで利用データ容量750Mバイトの「Handy-Surf-Flat 750MB」がある。どちらも3Gデータ通信対応の定額プランで、容量制限を超えてもGPRSでデータ通信は利用できる。なお、blauworldには、これ以外にもデータ通信専用プランを用意しているが、利用料金が10ユーロを超えるため、追加のTopUpをしないと使えない。

 O2のデータ通信専用のプリペイドカードと比べて、購入価格は高く使える通信データ容量も少ないので、大変迷うところだが、最終目的地の到着が夜の20時を過ぎる場合、その地でプリベイドSIMカードを購入できる可能性は限りなく低いので、データ通信の空白時期を避けるなら、ここで買わざるを得ないだろう。PC USER取材班も迷って迷って、結局購入した。

kn_cebitzenzen_02.jpgkn_cebitzenzen_03.jpg トランジットエリアで利用できる唯一のデジタル製品ショップ「PHOTAIR ELECTRONICS」(写真=左)で扱っている唯一のプリベイドSIMカード「blauworld」(写真=右) 

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