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» 2013年07月12日 12時33分 UPDATE

Haswell+GeForce GTX 780M×2:大きく、ぶ厚く、重く、そしてファンもガンガン回る……しかし性能は圧倒的だ!! 究極のゲーミングノート「NEXTGEAR-NOTE i1100」 (1/2)

PCゲーマー向けブランド「G-Tune」から、第4世代Coreとハイエンドモバイル向けGPUを2基搭載したモンスター級ノートPC「NEXTGEAR-NOTE i1100」が登場した。高い!けど、欲しい!

[後藤治(撮影:矢野渉),ITmedia]

GeForce GTX 780Mを2基搭載したゲーミングノート「NEXTGEAR-NOTE i1100」

og_i1100_001.jpg NEXTGEAR-NOTE i1100

 「それはノートPCというにはあまりにも大きすぎた。大きく、ぶ厚く、重く、そして速すぎた」――思わずそんなことをつぶやかずにはいられないゲーミングノートPCがマウスコンピューターから登場した。

 最近精力的にゲーム大会に協賛し、数多くのPCゲームファンから高い支持を得ているゲーミングPCブランド「G-Tune」。そのフラッグシップ機として加わった「NEXTGEAR-NOTE i1100」は、大画面の17.3型フルHD液晶ディスプレイを搭載する巨大なボディに、Haswell世代のCPUとNVIDIA最新ハイエンドGPU「GeForce GTX 780M」を2基実装することで、圧倒的な3D性能を実現した超ド級のゲーミングノートPCだ。

 基本構成として5モデルをラインアップし、GPU以外のスペックは柔軟なBTOカスタマイズにも対応する。最もベーシックな構成の「NEXTGEAR-NOTE i1100BA1」は26万9850円から購入できるが、最新最速のCPUとGPUに32GバイトのメモリとSSDでRAIDを組んだカスタムモデルは、43万9950円と価格も規格外。ここでは、Core i7-4800MQ(2.7GHz/最大3.7GHz)に、16Gバイトメモリと128GバイトSSD+1TバイトHDDを搭載する「NEXTGEAR-NOTE i1100SA1」(シルバーモデル)を入手したのでレビューしていこう。高い性能でまとめつつ、価格は29万9880円と30万円を切っているが魅力だ。

og_i1100_002.jpg ブラックで統一された外観。いかにも速そうだ!!

 まずは外観を見ていこう。ボディはブラック1色で統一され、天板側にG-Tuneロゴが入ったしたシンプルなデザインだ。天板とパームレストはマット調の塗装が施され、メタルフレームのキーボード回りはかすかにヘアラインが入っている。いかにも“質実剛健”といった出で立ちだが、電源を投入すると電源ボタンに埋め込まれた白色LEDが光り、イルミネーションキーボードも点灯するので、野暮ったい印象はない。直線を基調としたフォルムや、排気口回りのシルバーパーツがステルス戦闘機を連想させる。1つ確実に言えるのは、このマシンをオフィスの机に置くと、異様な存在感を放つということだ。

 本体サイズは419(幅)×293(奥行き)×39.3〜49.7(高さ)ミリ、重量は約4.4キロ。単純に、1キロを切る薄型Ultrabookを4台重ねて持ち歩くのと同じ、と考えてもそれほど間違っているわけではない。それどころか、ACアダプタだけでも98(幅)×197(奥行き)×43(高さ)ミリ、重量は1422グラムあり、それだけでモバイルノートPCの重さ1台分に匹敵してしまう。公称で約2.66時間のバッテリー駆動が可能となっているが、本体とACアダプタをあわせて6キロ弱の重量になることを考えると、簡易UPSとして考えるほうが妥当だ。

og_i1100_003.jpgog_i1100_004.jpg 最新のハイエンドパーツを詰め込んだ内部は、CPUと2つのGPUに装着されたヒートシンクから、3基のファンに向かってそれぞれヒートパイプが伸びている。バッテリー横のカバー内には、2.5型HDDが縦に2台重ねて格納できるスペースもある。見た目からしてほかのノートPCとは違う(写真=左)。15.12ボルト/5900ミリアンペアアワーのバッテリーで約2.66時間のバッテリー駆動が可能。落雷で停電が増えるこの季節、簡易UPSとして考えると心強い。ACアダプタは巨大で重い(写真=右)

デスクトップのリプレースに十分な大画面液晶と豊富なインタフェース

og_i1100_005.jpg 1920×1080ドット表示の17.3型ワイド液晶ディスプレイを搭載。大画面でゲームを楽しめる

 17.3型ワイドのフルHD液晶ディスプレイ(1920×1080ドット)は、非光沢パネルを採用している。外光の反射や映り込みが抑えられており、ゲームはもちろん、長時間仕事で使うのにも適している。視野角は上下が狭く色が反転しやすいが、輝度は十分に高い印象だ。ただ、淡い色を全画面で表示すると、評価機は画面右側にかけてやや輝度ムラが見られた。

 キーボードは10キー付きの日本語105キーボードを搭載し、キーピッチは17ミリ、キーストロークは1.5ミリ。本体サイズに比べてEnterキーがやや狭い印象を受けるが、キートップを凸型の形状にすることでミスタイプをしづらくしている。タイピング音は静かな部類だ。シングルGPUモデルの「NEXTGEAR-NOTE i980BA1」と同じく、FPSゲームで多用するA/S/D/Wキーに進行方向の矢印がプリントされているほか、おなじみのイルミネーション機能も備え、ユーザーの好みに合わせて光の色をカスタマイズできる。

 タッチパッドは、左右のクリックボタンを一体化している(パッド全体をクリックできるが、パッドの奥側は沈み込まない)。入力域は108(横)×78(縦)ミリと広く、シナプティクスのドライバによって、ズームや回転、2本指を使った上下/左右スクロールなど一通りの機能は利用できる。ただ、パッドとパームレストのわずかな段差で、チャームを呼び出す操作(パッド右の外から内側へ指をスワイプ)がうまくいかないこともあった。

 このほか、キーボード面に2つのスピーカー、本体底面にサブウーファを備え、クリエイティブの「Sound Blaster X-Fi MB3」を搭載するなど、ノートPCとしては充実したオーディオ再生環境を搭載する点も見逃せない。基本的にPCゲームはヘッドフォンを使う、という人が多いと思われるが、内蔵スピーカーでも音が割れにくく低音も再現できる。

og_i1100_006.jpgog_i1100_007.jpg 6段配列の10キー付きキーボード。バックライトイルミネーションをカスタマイズできる

og_i1100_008.jpgog_i1100_009.jpg マウスドライバはシナプティクス製(画面=左)。クリエイティブの「Sound Blaster X-Fi MB3」を搭載する(画面=右)

 インタフェースは、左側面にSDメモリーカード(SDXC対応)/メモリースティック(Pro Duo対応)のメモリーカードスロットとギガビットLAN、ヘッドフォンやマイク、ライン出力、光デジタル音声出力といった音声関連端子を並べ、右側面に2基のUSB 3.0、USB 2.0/eSATA兼用ポート、Thunderbolt、DVDマルチドライブを搭載。背面にも2基のUSB 3.0とHDMI出力を備えた充実の構成だ。特に同社としては初めてThunderboltを搭載しており、Mini DisplayPortとして利用できるほか、将来的に高速な外部機器との接続にも期待が持てる。このほか、液晶ディスプレイの上部に200万画素のWebカメラ、右パームレストに指紋センサーも装備している。

og_i1100_010.jpgog_i1100_011.jpg 本体前面/背面

og_i1100_012.jpgog_i1100_013.jpg 本体左側面/右側面

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