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» 2014年02月27日 21時09分 UPDATE

HPCとグラフィックス仮想化の検証環境を常設――「デル GPU ソリューションラボ」

三田のDell Solution Center内に、GPGPUやグラフィックス仮想化などのGPUソリューションを体験、検証できる「デル GPU ソリューションラボ」が設立された。

[ITmedia]
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 デルは2月27日、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)およびグラフィックス仮想化ソリューションの開発・検証を行うための「デル GPU ソリューションラボ」を設立すると発表した。デル東日本支社(東京都三田)のDell Solution Center内に検証機器を常設し、顧客がアプリケーションを持ち込んで検証できる場を提供することで、GPUコンピューティング市場を開拓するのが狙い。2月28日によりスタートする。

 同日行われた説明会では、エンタープライズ・ソリューション統括本部の馬場健太郎氏が登壇し、ラボ設立に至った背景を解説した。同氏は、従来の大規模なクラスタリングに代わり、GPGPU(メニーコアのGPUを使った並列演算処理)によるコンピューティングパワーの低コスト化が進んだことに加え、仮想デスクトップインフラの市場が伸びているとことから、今後は計算リソースやグラフィックスリソースの集約と最適化が加速し、より早く業務へ適用する必要があると説明。「こうしたGPUソリューションの検証を簡単にできる場を用意した。この場所をお客さまのベンチマークの場所にしてほしい」と語った。

og_dell_002.jpgog_dell_003.jpg 仮想化導入導入率は20%を超え、2017年に48.7%まで拡大すると予想(写真=左)。デルのエンドツーエンドソリューション概要(写真=右)

 同施設ではHPCおよびグラフィックス仮想化の両方を検証できるのが特徴。デルが提案するソリューションでは、例えばサーバ側のハイパーバイザー越しにGPUリソースを割り当てることで、従来は困難だったグラフィックスワークステーションのVDI化を可能にし、クライアント側はシンクライアント端末などでまかなえるようになる。データ転送量の低減や集中管理による運用コストの抑制、セキュリティの確保などがメリットだ。こうしたソリューションの導入を検討している顧客は、実際に「デル GPU ソリューションラボ」で、使用するアプリケーションやユーザー数に応じた最適な環境を検証できるというわけだ。

og_dell_004.jpgog_dell_005.jpg 製造業の3DCADでGPGPUおよびグラフィックス仮想化を利用する例(写真=左)。同ラボで検証可能な環境(写真=右)

og_dell_006.jpgog_dell_007.jpg グラフィックス仮想化検証環境例(写真=左)。説明会ではワークステーションのVDI化(クライアント側はシンクライアント「Wyse」シリーズ)を実演(写真=右)

 また、顧客のネットワーク環境なども考慮して、検証機の貸し出しにも対応する(1カ月程度)。これはOSやハイパーバイザーの構築など、ソリューションを含めた形でのサービスになる。このほか、同ラボでの検証結果や最新ソリューション、導入実績などを、同社の技術ブログ「Dell TechCenter」を通じて発信し、定例セミナーも開催予定としている。

og_dell_008.jpgog_dell_009.jpg GPU対応のDell PowerEdgeサーバ(写真=左)と、Grid K1/Grid K2を搭載したPowerEdge R720の販売価格(写真=右)

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