「Miix 2 11」──キーボードが使えるMiixの使い勝手を知る最新PC速攻レビュー(2/2 ページ)

» 2014年04月22日 11時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]
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注目ポイント:タブレットメインで使うべきかノートPCメインで使うべきか?

 タブレット本体に実装したインタフェースは、USB 2.0を1基とmicroSDメモリーカードリーダーを備える。USB 2.0はキーボードユニットにも2基搭載する。本体のUSB 2.0は電源コネクタ兼用で、充電するときには付属する電源ケーブルを差すので使えなくなる。Micro SDカードリーダーはカバーに隠れているが、同じカバーに隠れたMicro SDカードのわきにSIMスロットも設けてる。ただ、日本向けモデルではSIMスロットが無効になっていてスロットの入り口をふさいでいる。無線接続では、IEEE 802.11 a/b/g/nに準拠した無線LANと、Bluetooth 4.0を利用できる。また、カメラとして背面側に有効500万画素のメインカメラと正面に有効200万画素のインカメラを内蔵する。

タブレット本体とキーボードドックを一緒にした状態で右側面(写真=左)、背面(写真=中央)、左側面(写真=右)を見る。背面には有効500万画素のメインカメラを搭載する

本体のカバーに隠れた部分にはMicro SDカードスロットがある。その右隣はSIMスロットだが、日本向けモデルではふさいでいる(写真=左)。本体のUSB 2.0は電源コネクタも兼ねている。USB充電器の出力は5.2ボルトの2アンペア。ケーブルは製品付属のものを使う(写真=右)

 CPUは、インテルの第4世代Coreプロセッサーファミリーの「Core i3-4012Y」を採用する。Core i3-4012Yは最大TDP(熱設計電力)が11.5ワット、そして、SDP(Scenario Design Power:シナリオに基づいた消費電力設計)が4.5ワットの省電力タイプで、デュアルコアの4スレッド対応、動作クロックは1.5GHz、3次キャッシュの容量は3Mバイトとなる。グラフィクスコアはCPUに統合したIntel HD Graphics 4200を利用する。コアクロックはベースで200MHz、Graphics Dynamic Frequencyに対応して最大850MHzまで上昇する。

 システムメモリは、DDR3L-1600MHzを4Gバイト実装する。Lenovo Miix 2 11ではメモリスロットを1つだけ備えていて、そこに4Gバイトモジュールを1枚載せるので空きスロットはない。データストレージは容量128GバイトのSSDを採用する(評価用機材は、サムスン電子のMZMTD128HAFVを搭載していた)。

デバイスマネージャーで確認した評価機材のシステム構成

 「主はタブレットで、従がノートPC」というのがMiixシリーズのコンセプトとはいっても、Lenovo Miix 2 11のタブレットとしての重さは約800グラムに達する。本体サイズは302(幅)×190(高さ)×11(奥行き)ミリと、11.6型ディスプレイ搭載タブレットとしてはやや大きい。10型以上のディスプレイを搭載するタブレットの例にもれず、Miix 2 11もタブレットとして使うには重く、両手持ちが前提となる。

 Miixのコンセプトは別として、ユーザーの実態としては、キーボードユニットを一緒にしたクラムシェルのノートPCが主で、スレートのタブレットが従となる。「普段はクラムシェルスタイルのノートPCとして使っていて、必要があるときは分離してタブレットとして“も”使える」というのがMiix 2 11の現実的な立ち位置になるだろう。

 クラムシェルスタイルのノートPCとしてみたとき、本体とキーボードユニットを合わせた約1350グラムという重さは11.6型ディスプレイを搭載するノートPCとしては標準だ。なお、キーボードドックを装着して折りたたんだ状態のサイズは約302(幅)×204(高さ)×18.6(奥行き)ミリだ。ほかのモデルより重くもなければ軽くもない。携帯利用は十分可能な範囲だ。バッテリー駆動時間はレノボ・ジャパン公称値で8.2時間(レノボの独自測定)だ。なお、キーボードユニットはバッテリーを内蔵しない。

タブレット本体とキーボードドックを重ねるとクラムシェルスタイルのノートPCといっても分からないほどデザインをそろえている。この状態でサイズは約302(幅)×204(高さ)×18.6(奥行き)ミリだ

 クラムシェルスタイルで使うとき、使い勝手に大きく影響するのがキーボードだ。キーボードユニットのキーピッチは十分で、文字入力をしているときに指がもつれて打ちにくいとか指がすれてイライラするということはない。ただ、キーボードを通常の力でタイプしていてもユニットがたわみ、それが視覚的に気になるユーザーは少なくないかもしれない。一応、評価作業中(実質2日間)に誤動作をするようなことはなかった。

 800グラムという重さのためか、評価作業中にタブレット本体だけをもって使うという局面はほとんどなかった。文字入力を伴う作業の場合にしても、Webブラウジングやメディアプレイヤーとして使う場合にしても、キーボードユニットに本体を載せて使うことがほとんどだ。メディアプレイヤーとして使うとき、キーボードユニットのスピーカーの再生音はとても気持ちがよく、(タブレット本体にもJBL監修のステレオスピーカーを内蔵しているものの)このキーボードユニットなしで視聴するのはもったいないと思うほどだった(そうでなくても、タブレット本体を自分でもって映画や音楽を聴くのは予想以上に体力を要する)。

 個人的にはキーボードをタイプするとユニット上面がたわんでしまうのに抵抗を感じてしまった。誤動作することはないので実質的な問題はないものの、いつか何か起こりそうで、タイプする力をセーブしてしまい、それが、文字入力における作業効率を落としてしまっていた。とはいえ、キーボードを使うのは、検索キーワードを入力するときかSNSで短文を投稿するだけなら、問題はないはずだ。一方で、SkypeやFacebookメッセージ、LINEなどで延々とメッセージを交換するユーザーは、キーボードを一度試してから購入を考えたほうがいいだろう。

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