ASRockは、COMPUTEX TAIPEI 2014の2日目となる6月4日に、南港展示場のミーティングルームで関係者向けの説明会を行った。その内容はIntel 9シリーズチップセットを搭載するマザーボードの新モデルを訴求するもので、5月に日本で行った説明会とほぼ同様だった。
ただし、会場には日本で紹介していなかったオーバークロックユーザー向けマザーボードや、インテルがCOMPUTEX TAIPEI 2014の開幕に合わせて6月3日に発表した、自作向けCPU販売開始20周年を記念するCPU「Pentium Processor Anniversary Edition」と連動したマザーボードも登場。また、「Intel X99 Express」チップセットを搭載した未発表マザーボードもサンプルを展示していた。
オーバークロックユーザー向けマザーボードとして展示していたのは、「Z97 OC FORMULA」と「Z97M OC FORMULA」だ。どちらも、Intel Z97 Expressチップセットを搭載したモデルで、Z97 OC FORMULAはATXフォームファクタ、Z97M OC FORMULAはmicro ATXフォームファクタに準拠する。
ASRockが安定動作を実現するために独自に定めた高品質基準「Super Alloy」に準拠して、大型のアルミニウム製「XXL」ヒートシンクに「Dual-Stack MOSFET」(DSM)、「NexFET MOSFET」、そして、高品質なチョークコイルとコンデンサ、そして、見た目にも高品質を訴求する「サファイアブラック基板」を導入する。
オーバークロック関連では、「OC Formula Kit」と呼ぶ一連の機能を備えている。電源回路はCPU系統の12フェーズ構成とメモリ系統の4フェーズ構成。負荷に合わせて出力電圧を可変にして電力を安定して供給する「Digi Power」にノイズを低減する「Multiple Filter Cap」、マルチポイントに対応した温度センサー「OC Formula Monitor Kit」も用意する。オンボードでは、「Rapid OC」「V-Probe」「PCI Express ON/OFF Switch」を搭載する。メモリスロットはオーバークロックでDDR3-3400まで設定可能だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.