サムスン電子は、20ナノメートルプロセスルールを導入した8ギガビットのDDR4メモリの量産を開始したと10月22日(現地時間)に発表した。新しい20ナノメートルプロセスルールを採用したことで、8Gビット DDR4メモリは、従来と比べて高い性能と電力効率を実現したと説明している。
また、8GビットDDR4メモリを実装した32Gバイトモジュールの生産も10月中に開始する予定としている。このモジュールはRegistered DIMMで、ピンあたりの転送レートは2400Mbps相当と従来のDDR3の1866Mbpsと比べて29%の性能向上を実現する。駆動電圧は1.2ボルトで現時点のメモリでは最も低い電圧での動作が可能だ。
サムスン電子では、32Gバイトメモリモジュールに続いて、8Gビット DDR4 DRAMをTSV(3D through silicon via)技術で実装することで最大128Gバイトのメモリも生産する計画だ。
サムスン、三次元NAND採用SSD「SSD 850 PRO」など3製品の販売を開始
NANDフラッシュは1Tビット時代へ:SSDの容量、性能、耐久性、電力効率を高める「3D V-NAND」とは何か?
さらに進化するSATA 6Gbps SSD:Samsung、3次元NAND採用で10年保証の「SSD 850 PRO」を発表
“3Gバイト/秒”リードの怪物級SSDも:MacBook AirやVAIO Pro 13の高速化に貢献――Samsungの「PCIe M.2 SSD」とは?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.