Apple Watchで何ができるの? サードパーティ製アプリで見えてきた!週末アップルPickUp!

» 2015年04月17日 18時32分 公開
[らいらITmedia]

 連日Apple Watchの話題が続いています。どのモデルがおしゃれか、バッテリーの持ちは短くないか、予約台数はどれほどなのか……しかし最も気になるのは、「Apple Watchを身につけることで、私たちの生活がどう変わるか」ということ。

 アップルは4月16日、新たに「電話」「Siri」「マップ」「ミュージック」のビデオガイドを公開しました。しかし、中には、正直ピンと来ない機能もあります。

アップル公式サイトには、「メッセージ」「文字盤」など7本の動画が公開されている(4月17日午後4時現在)

 電話に出られるとか、マップ案内とか、通知を受け取るなんて、iPhoneでもできること。iPhoneを取り出す機会は減るのは確かですが、今の使い方で不満がない人にとっては、Apple Watchに必要性を感じないでしょう。

 確かに、初期搭載の標準アプリでできることは限られるかもしれません。しかし、9to5の報道によればすでに1000本以上が申請されているというApple Watch対応のサードパーティ製アプリを見てみると、「Apple Watchによって生活がどう便利に変わるか」がより見えてきます。

iPhoneを取り出せないシーンでもOKなアプリ

 「MLB.com At Bat」は、好きなMLB野球チームの試合状況、スコア、投球ごとのアップデートなどをリアルタイムで通知します。これから退屈な会議だけど、好きなチームの試合が気になる……大人としてiPhoneを取り出すのがためらわれる場面でApple Watchは役立ちそうです。

 またサッカーのようにスピーディーな試合展開のスポーツでは、iPhoneを取り出し情報を探す数十秒すら惜しいもの。他会場の戦況をApple Watchでリアルタイムに通知してくれるアプリがあれば、週末のサッカーはもちろん、ワールドカップやオリンピックでも重宝するはず。

他の対応端末を遠隔操作できるアプリ

 「PlayKids」では、iPadやiPhoneのPlayKidsアプリで再生しているビデオをApple Watchで停止させることができます。口頭で注意しても、ビデオに夢中な子どもには声が届きづらいもの。Apple Watchで他のiOS端末をコントロールできれば、子どもの使いすぎを防ぐことができそうです。

 自宅の照明やカギ、監視カメラなどを管理できる「HomeKit」との連携が実現すれば、iOS端末だけでなく、対応するスマート家電をApple Watchでリモコン操作できるようになるでしょう。自宅のドアの前でよく「カギがない!」とカバンをガサゴソ探る私のようなタイプには大助かりの機能です。

防災アラーム系アプリ

 通知を絶対に見逃したくないのが災害情報です。避難指示のような一刻を争う通知を見落とせば、命の危険にさらされるおそれも。そんな非常事態で役立つのが、防災アラーム系アプリです。

 「全国避難所ガイド」では、災害発生時に気象警報や地震情報をApple Watchにプッシュ通知。現在地から周辺の避難所を検索し、避難所ルートを見ることができます。

 災害時には、Apple Watchで計測した脈拍などの生体情報を治療に役立てるなど、ほかにも多くの使い道がありそうです。いざというときのためにも、Apple Watchのバッテリーの持ちは改善してほしいですね。

 アップルが対応アプリの申請受付を開始した4月1日以降、4日間ですでに1000を超えるタイトルが申請されているそう。人々の生活をがらっと変えるキラーアプリが生まれ、毎日がよりスマートになるイメージが人々に共有されれば、Apple Watchだけでなくウェアラブルデバイス業界自体も盛り上がりを見せそうです。

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