電力設定の違いよるパフォーマンスの影響も簡単に計測してみた。「VAIOの設定」ユーティリティの「CPUとファンの動作モード」を切り替えて、3つのモードでCINEBENCHと3DMarkを実行している。Windowsの電源プランはいずれも「バランス」だ。
結果としては、「パフォーマンス優先」と「標準」ではほとんど差がなく、「静かさ優先」にした場合のみ、性能が「標準」設定の6割弱ほどに落ち込んだ。CPU性能、GPU性能とも同じ傾向となっている。静粛な場所で利用するには「静かさ優先」モードが最適だが、そのぶんパフォーマンスが低下する点は覚えておきたい。
バッテリー駆動時間は、BBench 1.01を使い、無線LANで常時接続し、60秒間隔でのWebサイト訪問、10秒間隔でのテキスト入力を行なう設定で計測した。Windowsの電源プランは「バランス」で、バッテリー駆動時の液晶ディスプレイ輝度は40%で固定した。
テスト結果は、満充電からバッテリー残量が5%になるまで8時間10分動作した。公称値の約9.4〜10.4時間(JEITA 2.0)には及ばないが、十分なスタミナだろう。先代機は9時間8分動作したので、それに比べると少し短くなったが、VAIO Pro 13 | mk2は液晶ディスプレイの輝度が高いことも考慮すると、妥当なテスト結果ではないだろうか。
動作時の騒音と発熱のテストは、「VAIOの設定」ユーティリティの「CPUとファンの動作モード」を切り替え、2つのモードでそれぞれ実施した。
まずは騒音だが、アイドル時や低負荷時は無音に近い動作音だった。高負荷時はそれなりにファンノイズが大きくなるが、先代機のテスト時に比べるとかなりマイルドな印象だ。「CPUとファンの動作モード」を「パフォーマンス優先」から「静かさ優先」に切り替えた場合は、高負荷時でも耳を近づけると聞こえるくらい動作音しかしない。
ボディの発熱については、底部の左奥から中央部のやや左辺りが中心だ。底部はそれなりに発熱するものの、操作時に手が長く触れているパームレストにはほとんど熱が伝わってこない。プロセッサが第4世代Coreから第5世代Coreになったことで、先代機より熱設計の余裕が感じられる。
※Windows 8.1の電源プランは「バランス」に設定、一部テストは「VAIOの設定」ユーティリティの「CPUとファンの動作モード」を変更して計測
※液晶ディスプレイは1時間以上オンにし、表示を安定させた状態で中央付近を測定
※電源プラン「バランス」+輝度40%固定+無線LAN接続+Bluetoothオン。BBench 1.01(海人氏・作)にて「60秒間隔でのWeb巡回(10サイト)」と「10秒間隔でのキーストローク」、WebブラウザはInternet Explorer 11を指定し、タブブラウズはオフ。満充電の状態からバッテリー残量が残量5%で自動的に休止状態へ移行するまでの時間を計測(室温25度)
※Windows 8.1の電源プランは「バランス」に設定、「VAIOの設定」ユーティリティの「CPUとファンの動作モード」を変更して2パターンで計測
※Windows 8.1の電源プランは「バランス」に設定、「VAIOの設定」ユーティリティの「CPUとファンの動作モード」を変更して2パターンで計測
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