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「VAIO Pro 13 | mk2」徹底検証――“タフモバイル”への路線変更は英断か?VAIOが強くて何が悪い(5/7 ページ)

» 2015年05月27日 18時30分 公開

第5世代Core搭載機として十分なパフォーマンス

 それでは各種ベンチマークテストの結果を見ていこう。評価機の基本スペックは、CPUがCore i7-5500U(2.4GHz/最大3.0GHz)、メモリが8Gバイト、グラフィックス機能はCPU内蔵のIntel HD Graphics 5500、データストレージは512GバイトSSD(Serial ATA 6Gbps)、OSは64ビット版Windows 8.1 Updateだ。全体的に高性能な構成だが、PCI Express 2.0 x4 SSDを選べば、さらに軽快なレスポンスが望める。

 比較対象には、先代モデルのVAIO Pro 13(2014年7月発売モデル)を用意した。機材の都合上、当時選べなかった512GバイトのSerial ATA 6Gbps SSD搭載モデル(PCI Expressのみだった)になっているが、同じタイプのSSDということで参考にはなるだろう。Core i7-4510U(2.0GHz/3.1GHz)、8Gバイトメモリ、Intel HD Graphics 4400を採用する。

 まずはCPU性能を評価するCINEBENCHを実行した。CINEBENCH R15のスコアは、先代機に比べてCPUで6.2%、CPU(シングルコア)で1.7%と、微増というところだ。ほとんど使用感に変化はないだろう。旧機種との比較用として、旧バージョン(CINEBENCH R11.5)のスコアも掲載したが、傾向はR15と同じだ。

CINEBENCH R11.5のスコア比較
CINEBENCH R15のスコア比較

 CrystalDiskMarkは、最近メジャーバージョンアップしたため、新旧バージョン両方の結果を掲載した。ライトも含めた総合的な性能は、Serial ATA 6Gbps接続のSSDとしては平均以上と言える(容量512Gバイト以上に限定すれば平凡なスコアではある)。評価機が搭載していた512GバイトSSDは、Samsungの「MZHPV512HDGL」だった。

CrystalDiskMark 3.0.4(画像=左)とCrystalDiskMark 4.0.3(画像=右)のスコア
CrystalDiskMark 3.0.3のスコア比較

 FuturemarkのPCMark 7は、PCで行う用途を一通りシミュレートし、システムの総合的な性能評価を行うテストだ。ストレージのスコアのみ先代機に少し見劣るが、それ以外はどの項目も先代機をわずかに勝った。ただし、これくらいのスコア差であれば、ほとんど変わらない結果と言える。

PCMark 7 1.4.0のスコア比較

 PCMarkの最新版であるPCMark 8のHomeスコアは、ほとんどの項目は変わらないが、Photo Editing v2(s)のみ明らかに高速になっており、総合スコアでは先代機より約15%よくなった。

PCMark 8 2.4.304/Home Accelerated 3.0のスコア比較
Home Accelerated 3.0スコアの詳細
製品名 VAIO Pro 13 | mk2 (VJP1321) VAIO Pro 13(VJP1311)
Home Accelerated 3.0 Score 2892 2510
Web Browsing - JunglePin(s) 0.339 0.336
Web Browsing - Amazonia(s) 0.14 0.14
Writing(s) 5.14 4.21
Photo Editing v2(s) 0.281 0.793
Video Chat v2 / Video Chat Playback 1 v2(fps) 30 29.3
Video Chat v2 / Video Chat encoding v2(ms) 85.7 86
Casual Gaming(fps) 22.7 22.5
Benchmark duration 36分48秒 39分41秒

 3D描画性能を測定する3DMarkのスコアは、全体的にスコアがよくなった。Cloud GateとSkyDiverで7.5%、FireStrikeで17.6%、スコアが向上している。描画負荷が高く、GPU性能の比率が高いテストほど差が大きくなっており、内蔵グラフィックスコアの性能が上がっていることは確認できた。

3DMark 1.5.893のスコア比較

 VAIO Pro 13 | mk2はビジネス色を強めたモバイルノートPCではあるが、試しにゲーム系ベンチマークテストとして、FINAL FANTASY XIV:蒼天のイシュガルドベンチマークも実行した。そのスコアは、解像度を1280×720ピクセルに下げた標準品質(ノートPC)/DX11の設定で2331(普通)、高品質(ノートPC)/DX11の設定で1748(設定変更が必要)だった。

FINAL FANTASY XIV:蒼天のイシュガルドベンチマークのスコア。標準品質(ノートPC)、1280×720(DX11)の設定で実行

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