レビュー
» 2016年01月27日 09時00分 UPDATE

HHKを思わせる玄人仕様:「VAIO Z」の無刻印キーボードって使いこなせる?

新しい「VAIO Z」には、キーボードに何も書かれていない「無刻印キーボードモデル」がある。そんなキーボードで正確に文字は打てるのだろうか。US配列キーボードに慣れ親しんでいる編集記者が試してみた。

[井上翔,ITmedia]

 ティーザーでの予告通り、1月27日にVAIOの新ラインアップが登場した。

 その中でも特に注目を集めているのは、「VAIO Z」の無刻印キーボードモデルであろう。印字のないUS配列キーボードを搭載したモデルで、ソニーストアオンラインで数量限定販売される。

 ITmedia PC USERでは、無刻印キーボードモデルの試作機(先代ベース)を先行して触れる機会を得た。そして、普段からUS配列キーボードで記事の執筆・編集を行っている筆者に「試しにキーボードを打ってみろ」との指令が下った。

 印字のないキーボードといえば、PFUの「Happy Hacking Keyboard」の無刻印モデルがマニアからの根強い支持を集めているが、ノートPCともなると異例中の異例だ。印字のないUS配列キーボードとは、どのようなものなのか。さっそく確かめてみることにしよう。

VAIO Zの無刻印キーボードモデル 「VAIO Z」の無刻印キーボードモデルの試作機。一見するとおかしなところはないが……

印字はなくとも、ホームポジション確認用の突起はある!

 無刻印キーボードモデルの画面を開けてみる。本当にキーに何も印字がない。印字された文字や記号などを塗りつぶしているわけではないし、キートップを黒いシールで隠しているわけでもない。本当に最初から何も印字されていないのだ。

無刻印キーボードモデルを開いたところ 画面を開くと……ない! 印字がない!

 ……と思ってよく見ると、「F」キーと「J」キーにあるホームポジション確認用の突起はしっかり残されている。タッチタイプ派であれば、この突起を頼りにして問題なく入力できそうだ。

「F」キーと「J」キーには突起 ホームポジション確認用の突起はしっかりと残っている
通常のUSキーボードモデル 参考として、「印字された」US配列キーボードモデル

キーボードバックライトもしっかりある!

 VAIO Zのキーボードは、バックライトを搭載している。センサーが暗い場所であることを検知すると、自動的に発光する仕組みだ。

 無刻印キーボードモデルのキーボードにも、バックライトはしっかりと付いている。ただし、文字刻印がないため、キーの外周部だけが光るという感じだ。暗い場所でも、どこにキーがあるのか確認できるようになっている。ただし、タッチパッドは光らないので、どこにあるか探しづらい。もっとも、タッチパッドが光らないのはどのモデルも共通だが。

キーボードバックライト 無刻印キーボードモデルでも、キーボードバックライトは有効

キー配列を覚えていれば“超快適”にタイピングできる

 さて、実際に打ってみよう。VAIO Zのキーボードは打ちごこちや静音性にこだわって作られている。無刻印キーボードも当然例外ではない。ストロークはやや浅めだが、非常に快適に文字を打てる。文字を打つ点に限っていえば、筆者が普段使っているUS配列のキーボードを備えるノートPCとほぼ変わりなく作業ができた。ファンクションキーを使った「かな変換」なども問題なくこなせた。

タイピング中の様子 無刻印キーボードモデルで文字を打つ筆者。入力スピードは普段使っているPCとほぼ変わらない
打った文字列を拡大 打った文字列を拡大

 ただ、Fnキーと組み合わせる機能キーについては、どこがどのキーなのか迷ってしまった。筆者が普段VAIOを使い込んでいないことがバレバレである。この点については、VAIOのノートPCを使い込んでいる人には問題にならないだろう。


 VAIO Zの無刻印キーボードモデルは、タッチタイプが得意で、US配列に慣れている人であれば問題なく使えるだろう。US配列キーボードのVAIOを使ったことがあればなおさらだ。

 「キーの文字すらない、究極のシンプルさを追求したい」「デスクトップPCでHHKの無刻印モデルを愛用している」「外出先で無刻印キーボードを華麗に使いこなして周囲に見せびらかしたい」といった方は、導入を検討してみてはいかがだろうか。

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.