ノートPCを外に持ち出して使う際に、ハードルの1つとなる「外出先でのインターネットへのつなぎ方」。前回は、au(KDDIと沖縄セルラー電話)の「au Wi-Fi SPOT」契約者が外出先でノートPCをインターネットにつなげる方法をご紹介しました。
今回は、ソフトバンクが提供する「ソフトバンクWi-Fiスポット」「BBモバイルポイント」を使ってノートPCをインターネットの世界につなぐ方法をご紹介します。
(記事中の価格は全て税別)
用意するものはテザリングを使うときよりさらにシンプル。ノートPCさえあればOKです。バッテリー持ちに不安を覚える場合は、ノートPCの充電アダプターも用意しましょう。
ソフトバンクWi-Fiスポットは、SoftBank/Y!mobile携帯電話向けの公衆Wi-Fi(無線LAN)スポットサービスです。元からソフトバンクWi-Fiスポットとして整備されたWi-Fiスポットのほか、旧ソフトバンクテレコムが整備してきた「BBモバイルポイント」も合わせて使うことができます。
残念なことに、ソフトバンクWi-Fiスポットでは携帯電話用サービスの契約者がノートPCを含む他機器を追加利用するオプションなどは用意されていません。しかし、ソフトバンクWi-Fiスポット(EX)やBBモバイルポイントを使えば、ソフトバンク/Y!mobile携帯電話以外でもインターネットに接続できます。
「ソフトバンクWi-Fiスポット(EX)」は、ソフトバンクWi-Fiスポットを一時利用するためのサービスです。料金は24時間あたり467円(税別)で、利用前にインターネットが使える環境からユーザー登録すればソフトバンク/Y!mobile携帯電話を契約していなくても使えます。料金の支払い方法はクレジットカードのみとなります。
利用対象となるのは、「SWS1day」というSSID(アクセスポイント名)を持つソフトバンクWi-Fiスポットのみとなります。接続時の暗号化キー(Wi-Fiパスワード)はありません。当該SSIDを持たないスポット(地下鉄駅など)や、BBモバイルポイントは利用できませんので注意してください。
BBモバイルポイントはインターネットプロバイダなどが提供する公衆Wi-Fiスポットサービス(SoftBank/Y!mobile携帯電話用のソフトバンクWi-Fiスポットを含む)を契約しているユーザーが利用することが前提となっています。以前はコンビニエンスストアなどで一時利用用の「プリペイドID」を購入できたのですが、残年ながら既にサービスを終了しています。
3月31日現在、BBモバイルポイントをノートPCのインターネット接続に利用できる主な公衆Wi-Fiスポットサービスは以下の通りです。
料金やその支払い方法はサービスによって異なります。例えば、Yahoo!無線LANスポットは月額500円(通常価格)または200円(Yahoo!プレミアム会員)で、支払いはYahoo!ウォレットに登録した方法で行います。また、Wi2 300は月額362円の「月額定額プラン」のほか、一時利用用の「ワンタイムプラン」を4種類用意しており、いずれもクレジットカードでの支払いとなります。
ただし、対応している公衆Wi-Fiスポットサービスでも、提供会社やプランの内容によってはBBモバイルポイントに非対応、または一部スポットで利用不可能な場合があります。気になる場合は、サービスの提供事業者に問い合わせてみてください。
利用対象となるのは、「mobilepoint」または「mobilepoint2」のSSIDを持つスポットです。いずれも暗号化キーが設定されているため、公衆Wi-Fiスポットサービスの申し込み完了メールやユーザー用Webページなどで事前に確認しておきましょう。
ソフトバンクWi-Fiスポット(EX)とBBモバイルポイントはともにアクセスポイント接続後にWeb認証が行われます。サービスの登録(契約)時に交付されたユーザーIDとパスワードを入力してログインすれば、すぐにインターネットにつながります。
BBモバイルポイントを使う場合は、ログインIDにサービスを識別するための識別子を付加する必要があります。これも申し込み完了メールやユーザー用Webページなどで事前に確認しておきましょう。
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